初めてのロードバイクでワクワクしている皆さん!あなたは自転車保険に加入していますか?
ここでは自転車保険に入る必要性についてお伝えします。
「なんとなく入った方がいいかなー」と思いながらも、自転車保険に加入していない人は意外と多いのではないでしょうか?
ロードバイクに乗っていると、思いもよらない事故や盗難の被害にあってしまう可能性があります。
「自分は大丈夫だろう」とか
「どんなリスクがあるのかイマイチ分からない」
という方のために、実体験にもとづいて自転車保険に入っておくメリット、デメリットを紹介します。
自転車保険に入っていれば、事故や盗難時に余計な出費をすることなく、安心して思う存分ロードバイクライフを楽しむことができますよ。
目次
ロードバイクに乗るなら保険に入っておくべき理由
ロードバイク人口が年々増えている一方で、自転車に関する事故も急増しています。
自転車事故は年間約10万件近く発生しており、死亡者数も約500人にのぼります。毎日どこかで300件近くの事故が発生しているんです。
特にロードバイクは時速30km以上のスピードも出るため、ママチャリなど通常の自転車より事故の可能性は高く、当然事故の際の被害も大きくなる傾向があります。
また自動車と違い強制加入となる自賠責保険がなく、任意で加入しておくしかありません。
だから保険に入っていない場合に、万が一事故などを起こしてしまった時、以下のようなリスクがあります。
リスク1)自分のケガ
事故、転倒によるケガをした場合の入院費や手術費用。
リスク2)物損
車を傷つけてしまったり、モノを壊してしまった時の賠償費用。
リスク3)他人にケガをさせてしまう
自転車同士の事故、あるいは歩行者に衝突してケガをさせてしまった場合の賠償費用。
4)盗難被害
ロードバイクは盗難率は高いですからね。
しかも高いロードバイクほど盗まれやすく、金銭的ダメージとショックは相当大きいです。
初心者がロードバイク保険に加入するメリット
ロードバイク保険に加入するメリットは、まず事故でケガをしてしまった場合の通院費、入院費の補償です。
とはいえ自分が被害者となるケースであれば、自分の補償だけを考えればいいので、必ずしも保険に入る必要はないかもしれません。
でも最も大変なのは、自分が加害者になって他人にケガをさせてしまった場合です。
相手の通院費などの補償はもちろんですが、ロードバイクでの対人事故は大ケガとなるケースが多く、重度の後遺症や死亡させてしまうケースも増えています。
そうなると賠償額は、貯金ではまかなえないほど高額になる恐れがあります。近年でも実際に民事訴訟で数千万円の損害賠償請求がされた事例もあるそうです。
自転車保険に入っておくことで、保険のお金でこれらの賠償額を支払うことができます。
初心者は慎重な分、自損事故では意外と軽傷で済むケースが多いのですが、逆に運転に慣れていないため視野が狭く歩行者に突っ込んでしまうケースが多いそうです。
また慣れないビンディングペダルやらに気を取られて追突するなど、他人にケガをさせてしまう可能性が高いので、より気をつけなければなりません。
(ちなみに、ベテランになると加害事故よりも、過信からギリギリまで攻めて走ることで転倒して自分が大ケガしてしまうケースが多いようです)
いずれにせよ、どんなに気をつけていても、事故を起こしてしまう可能性はゼロではないので、ロードバイク保険に加入しておくに越したことはありません。
ロードバイク保険の選び方
どの保険が一番自分に適しているかは、人によって異なります。
- 単身か家族がいるか?
- 自動車保険など他の損害保険に加入しているか?
などをチェックして自分にあった保険を選びましょう。
ポイント1)自分のケガの補償はどのくらい必要か?
入院保険金、手術保険金、後遺障害保険金の額、また通院時でも保険金は出るかなどをチェックしましょう。ご自分の経済状況や家族環境を考えて必要な補償額を選ぶことをおすすめします。
ポイント2)加害事故の補償額は1億円以上のものを!
個人的には、他人をケガさせてしまった場合の補償は1億円以上をおすすめしています。
先ほども説明しましたが、数千万単位の損害賠償請求がされるケースもあるからです。
「賠償責任補償」「賠償事故の補償」という項目の補償金額をチェックしてくださいね。
また示談交渉サービス付きのものだと、保険会社が代わりに相手と交渉してくれるので安心です。
ポイント3)盗難保険は入る?
盗難防止対策を万全にして注意していれば、必ずしも盗難保険に加入する必要はないかと思います。
ただ、もし高級ロードバイクに乗っているのであれば加入を検討してみるのもありかもしれませんね。数十万円の高級ロードを買えるということは経済力もあるでしょうし・・・羨ましい・・・
おすすめのロードバイク保険
それでは、これまでのポイントに沿ってオススメのロードバイク保険を紹介します。
おすすめ1)DeNAトラベル 自転車の責任保険
基本コース
保険料:年3,600円(月換算300円)
賠償責任補償額:1億円
入院保険金:日額1,500円
手術保険金:入院中の手術15,000円・それ以外の手術7,500円
後遺障害保険金:最高100万円
他に、示談交渉サービスもついてます。
必要最小限の補償額ですが、その分保険料も安いですね。
おすすめ2)au損保 自転車向け保険Bycle
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/index.html
シルバーコース
保険料:年6,560円(月払い600円)
賠償責任補償額:3億円
入院保険金:日額6,000円
手術保険金:30,000円または60,000円
後遺障害保険金:400万円
通院保険金日額:1,000円
※自転車事故の場合は、通院・入院・手術・後遺障害金がそれぞれ2倍になります。
他に、示談交渉サービスもついてます。
また初心者には嬉しい自転車ロードサービスも付帯。事故や故障で自力で走行できなくなってしまった場合に、サービスカーが希望の場所まで搬送してくれます。
保険料は少し高めですが、パンク修理が不慣れな方や輪行したことがない初心者には心強いですよね。
ちなみに通院保険がなく、その他の補償額が安いブロンズコースは年3,920円です(賠償補償額は2億円)。
おすすめ3)セブンイレブン 自転車向け保険
http://jitensya.ehokenstore.com
お1人様
保険料:年3,990円(月換算333円)
賠償責任補償額:3億円
入院保険金:日額4,000円
手術保険金:入院中の手術40,000円・それ以外の手術20,000円
後遺障害保険金:290万円
他に、示談交渉サービスもついてます。
保険料も安く補償額も十分なバランスのとれたおトクなタイプだと思います。
何より全国のセブンイレブンで申し込みができる手軽さが嬉しいですよね。
ちなみにわたしもコレに加入しています。
ロードバイクの盗難保険
盗難保険は、上記に紹介した保険とは別に加入する必要があります。
1)ちゃりぽ 自転車盗難保険
保険料は自転車価格の約7%(1年満期)で、5,000円〜50万円までの補償プランあり。
自転車購入後1ヶ月以内で防犯登録をしている自転車でなければ加入できないのでご注意ください。
2)みんなのスポーツサイクル保険 車両破損+盗難
https://www.n-ssi.co.jp/catalogue/sportscycle/
保険料は30万円のロードバイクなら保険料は一日約30円。盗難だけではなく、車両破損(全損・半損)やサイクルコンピューターも対象。
しかも購入からの経過年数にかかわらず加入可能で購入金額を補償しています。
「ちゃりぽ」は購入後1ヶ月以内じゃないと加入できないので、買ってからしばらく経った後に盗難保険に加入したくなったらこちらに入るしかないですね。
ただし購入金額が20万円未満の自転車は加入できないようなのでご注意ください。
盗難保険は、加入条件や補償および支払いの条件が細かくありますので、詳しくは各社のHPをご覧くださいね。
自転車保険に入る必要がない人、保険料を節約したい人
ロードバイクに乗るなら自転車保険に入る必要がない人は、いません。
ですが、自動車の任意保険に入っている場合はまず「日常生活賠償責任」や「人身傷害補償」といった特約がないかご確認ください。
ロードバイク・自転車保険と同様の補償が、安価につけられる場合があります。
またその他の損害保険や火災保険にも、自転車事故の補償を備えている場合や特約がつけられるケースもあるので、保険料を節約したい人は事前にチェックしましょう。
まとめ:ロードバイク保険選びのポイント
- ロードバイクに乗るなら自転車保険は必須。
- 他人をケガさせるリスクが一番怖い。賠償補償額は1億円以上つけよう。
- ただし車の自動車保険やその他の損害保険の特約でお得にカバーできる可能性もあるので、まずは今自分が加入している保険をチェック
- 初心者でかつ余裕のある人は、自転車ロードサービスや盗難保険に入ってもいいかも
という感じです!
ベテランでも万が一の事故は避けられない?
先日、俳優の滝川英治さんが映画「弱虫ペダル」の撮影でロードバイクで走行中、転倒して病院へ緊急搬送されました。報道によると脊髄損傷の疑いがあり重傷とのことで入院、療養しています(今後の回復を祈ってます)
また政治家の谷垣禎一さんも2016年にロードバイクで走行中に転倒し、その後の懸命のリハビリにもかかわらず残念ながら政界を引退してしまいました。自転車歴50年でロードバイクの大会にも出場するほど経験豊富な谷垣さんでも事故にあってしまうのですから、運転に慣れていない初心者はなおさら気をつけないとですよね。
お笑い芸人の安田大サーカスの団長 安田さんも、以前トライアスロンの自転車競技中に転倒し大怪我を負っています。ドクターヘリで病院へ搬送され、集中治療室に運ばれたらしいのでかなりの大事故だったのでしょうね。(団長はその後、無事復活して今もロード乗り芸人(?)として活躍されてます)
みなさんベテランであるにもかかわらず、事故にあってしまうのですからロードバイクには万が一の事故はつきもの と考えた方がいいかもしれませんね。
「自分はレースに出たりしないし、ロードバイク上級者と違ってそんなにスピード出さないから大丈夫!」なんてことは絶対ありませんからね〜
実は僕もトラックがビュンビュン走っている国道沿いで転倒して、青ざめたことがあります。
幸い車にひかれることはなく、かすり傷とハンドルがひん曲がった程度で済んだのですが、万が一、半身不随になってしまったら・・・入院して仕事できなくなったら・・・と考えると冷や汗ものでした。
そして、ここまで偉そうに保険に入る必要性を書いていますが、実は当時は「自転車保険には入らなきゃ」と思いつつ後回しにして加入していなかったので、そりゃもう帰ってその日のうちに速攻入りました。
ということで
これからロードバイクを始める方はもちろん、すでに乗っているけどまだ保険に入っていないという方も是非この機会にロードバイク保険、自転車保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。
それでは安全で楽しいロードバイク・ライフを!
以上、おるかでした!