マルチキャリア【副業と複業の違い】ハリウッドスターに最新の生き方を学ぼう!

近年ハリウッドスターが起業家になったり、ビジネスに進出することが増えていることをご存知ですか?

それも日本でよくあるようなタレントが片手間でやるようなグッズショップや飲食店という域を超えた本格的なビジネスです。

このような流れはハリウッドスターのようなセレブだけでなく、今後の時代を生きてく上で普通の社会人にとっても、重要なことを示唆していると思います。

本記事では「マルチキャリア」「副業と複業の違い」そしてマルチキャリアという最新の生き方をハリウッドスターに学んでいこうと思います。

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マルチキャリア(複業)とは

マルチキャリアとは、誤解を恐れずいうなら「複数のスキルと収入の柱」を持つこと。

複数のスキルとは、自分が携わっている業界・職種ではないジャンル仕事で仕事をしたり、これまで専門にしてきたものとは違う新たなスキルを磨くこと。(例えば、営業+財務会計、デザイン+プログラミングなど)

そして複数の収入の柱とは、会社勤めの方なら自分の勤める会社以外から収入を得ることです。

ここ数年、副業というキーワードが話題になっています。

でも実際のところサラリーマンにとっては、まだまだ縁遠い話ではないでしょうか。

そもそも会社勤めの方なら少なくとも1日8時間、通勤時間も合わせると10時間拘束されるという人が一般的。

会社が副業を認めてくれたとしても、退勤後の数時間か土日を活用するしかありません。

となると選択肢はネットを活用したり、アフィリエイトをしたりということになってくるのですが、稼ぎという点ではお小遣い程度すら稼げていない人も多いという統計もあります。

そして今はまだ副業なんて・・・と思っている人も、副業を意識せざるを得ない世の中が来るでしょう。

少子高齢化がさらに進んでいく日本では勤めている会社の収入が上がる見込みも低いですし年金もあてになりません。

さらに上記の理由以外でも、副業経験や本業とは違うスキルを磨くことは必ず必要になってくるのではないかと思います。

マルチキャリア(複業)が必要になる理由

今後誰にとってもマルチキャリアを意識せざるを得ない理由。

その理由は3つあります。

1)今携わっている仕事・職種自体が、数年後には消えてしまうかもしれないから

AIに代表される技術革新によって、何年か後には必要なくなる職種があるなどというニュースが話題となっています。

いざ必要なくなってしまった時に、あなたは何ができるでしょうか?

それに対する対策を考えておかなければなりません。

2)職種が残っても今現在必要なスキルだけでは、数年後には価値がなくなってしまうかもしれないから

職種自体が完全になくならなくとも、そのままの形で現在の職種が残ってることはないでしょう。

これまでも、例えば設計の仕事は数十年前までは手書きで行なっていましたが、今ではCADの操作が必須になっています。(もちろんCADを使わない設計士や建築家はいますが、それはほんの一握りの立場の人です)

デザイナーであれば同時にプログラミングもできた方が強みになりますし、今後デザイン一本だけで生き残っていける確率は非常に低くなってきています。

このような変化が、もっとドラスティックにあらゆる職種で起こるはずです。

3)複眼思考がより重要なビジネススキルとなる時代がやってくるから

1)2)のように、一つの仕事を極めるような職業の価値は相対的に低くなります。

もちろん伝統工芸の域にまで専門性とブランディングを高めることができれば別ですが、一般的にはただの専門バカは不利な時代となります。

それはどんな熟練が必要な技巧や専門的な作業であっても、AIやロボットに置き換えられてしまうからです。

その時、一つのことしかできない人材の価値はありません。

しかしながら、2つのスキル・複数の視点を持った仕事ができる人材の価値は高まります。

それはまだまだAIやロボットでは対応しきれない仕事のやり方だからです。

例えばデータ分析の仕事なら、データ解析のスキルは自動化できても何をどのように分析するかの仮説は人間が行う必要があります。(今のところは・・・いずれは分かりません)

ホテルの稼働率を高めるための動態分析なのか? 飲食店で適切な販促を打つ際の顧客分析なのか? 目的によって立てる仮説のポイント(勘所)は違います。

前者ではホテル業に精通していた方が精度の高い仮説を立てることができるでしょうし、後者では外食の際の顧客心理を知り尽くした人の方が確度の高い分析ができるはずです。

両者ともに「接客+データ分析」という2つのスキルを持っている方が良いということになります。

ですから、現時点では直接お金にならなくても、今やっている仕事とは違うジャンルの仕事の経験が活きてくる時が必ずやってきます。

今から準備をしておくなら、地域のボランティアでもSNSでのサークル運営でも構わないので、今のキャリアとは異なる経験を積んでおくことが重要です。

副業と複業の違い

マルチキャリアを実現するためには、とにかく今とは異なる視点を持てる経験をすること。

休日にボランティア活動をする、会社で副業が認められているならアルバイトをしてみる、ブログやYouTubeに挑戦するでも、趣味を追求するでもいいと思います。

ただしその時に大切なのは、副業と複業の言葉の意味合いの違いを意識しておくこと。

これは言葉のアヤみたいなものですが

副業とは本業があっての「副」

それに対して複業とは「本業を複数持つこと」

ここでいう本業とは必ずしも稼げていなくても構いません。

簡単に言うなら「本気でやる」ということです。

もちろん、複数の仕事を均等に同じ時間をかけることはできないと思います。

でも、やる時は本気で集中してやること。

これが大切です。

本気で取り組まない事には、スキルも上がりません。しかし本気で努力すれば自ずとスキルは上がりますし、いずれ収入にも繋がっていくでしょう。

複数のことに没頭していると、種類の違うことだとしてもどこかで繋がり相乗効果で自分の成長を加速させてくれます。(複業が複利効果を生む

しかし本気で没頭するためには、それが好きな事じゃないと続かないと思います。

これからマルチキャリアを目指す人は、まず「好きなこと」「やっていて苦じゃないこと」から始めてみるといいでしょう。

そして”副業”から”複業”にバージョンアップすることが、自らの希少性を高めることになるのです。

次に実際にハリウッドスターの複業に関する記事から、マルチキャリアの実例を紹介します。

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ハリウッドスターに学ぶマルチキャリア戦略

「俳優+投資家」
アシュトン・カッチャーの場合

甘いマスクで世の女性たちをメロメロにするアシュトン・カッチャーが「投資家」の顔を持っていたことをご存知だろうか?
この10年間で彼は「Airbnb」(エアビーアンドビー)をはじめ「ウーバー」や「スカイプ」など120社に投資しているのだ。
(COURRiERJapon2017年4月号)

俳優のアシュトン・カッチャーとAirbnbのCEOブライアン・チェスキーとの対談記事では、彼の投資家としてのキャリアが語られています。

ハリウッドスターはそれだけで莫大なギャラを稼ぎますが、それとは別に話題のベンチャー特にIT・テック業界に投資していたとは驚きです。

アシュトン・カッチャーは元々学生時代に生化学の研究をしていて常にテクノロジーには関心があったそうです。

そして21歳の時には俳優業とは別に制作会社を立ち上げていたそうです。

そこからスターになっていくとともに、テクノロジーやビジネスの勉強も始めて、今では投資家としても成功しています。

「女優+起業家」
グウィネス・パルトロウの場合

「世界で最も美しい人」に選ばれながらも、「最も嫌われている有名人」の称号を与えられてしまった女優、グウィネス・パルトロウは起業家としても躍進を続けている。
(COURRiERJapon2017年4月号)

「恋に落ちたシェイクスピア」でアカデミー主演女優賞も受賞している彼女。

「セブン」や「アイアンマン シリーズ」にも出演している言うまでもない超大物です。(私生活でも浮名を流し、整形疑惑など何かと話題ですよね)

そんな彼女は「Goop(グープ)」http://goop.comというライフスタイル発信サイトを立ち上げています。

このサイトは、元々友人たちとの間でレストランやレシピ情報を提供するのがいつも彼女だったことがきっかけでビジネスとして立ち上げたそうです。

彼女自身の感度の高さと、撮影で世界中に数ヶ月間滞在するという経験を活かした情報発信サイトとなっています。(お騒がせ女優だけあって、その運営は紆余曲折あったみたいですが・・・)

しかしながら、最初はブログから始まってメールマガジンになり、何も知識がないところからeコマースやメディアプラットフォームの知識を蓄えて、トライアンドエラーを繰り返して現在の形となり、近年はマネタイズもしているそうです。

2008年に立ち上げた会社だから、とっくに大女優になっていた時です。

そんな地位も名誉もある人が、ゼロから勉強して全く異なるキャリアを築いていることは素直に驚きです。

実際に対談の中でも

女優としては多くの賞賛を得ることがほとんどだったけど、起業家としてはまだルーキーだから、叱られたり相手にされなかったりすることばかり。

私は素晴らしいキャリアを積んでいたけれど、大きなリスクを取ったわ。
(COURRiERJapon2017年4月号)

と語っています。

「ネームバリューも財力もあるハリウッドスターだからできることでしょ」と思うかもしれませんが、むしろその逆だと思います。

人は一定の地位とお金を得たら、その場所に安住したくなるもの。

地位もお金も掴んでも、なお新たなキャリアを踏み出す事のできる「柔軟性」「実行力」は素晴らしいものがあります。

ちなみにグヴィネスといえば、映画「セブン」で共演したブラッド・ピット婚約してスピード破局していましたが、そのブラッド・ピットも「プランBエンターテイメント」という映画制作会社を設立して、俳優+プロデューサーとしてマルチキャリアで活躍しています。

このようなマルチキャリア志向こそが、これからの時代を生き抜く上で必要な働き方、生き方ではないかと思うのです。

まとめ

マルチキャリア志向のメリットをまとめると

  • 「つぶしが効く」
  • 「求められるスキルの変化に対応できる」
  • 「高付加価値人材になれる」

ということになります。

今回紹介したハリウッドスターのマルチキャリの記事は、「COURRiERJapon2017年4月号」でご覧いただけます。もう手に入らないかもしれませんが興味のある方は読んでみてくださいね。

(お騒がせ女優グヴィネスの「私のヴ●ギナは1億ドルを産んだわ!」という破天荒発言(笑)もご覧いただけます。

以上、おるかでした!

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