学生時代の頃なんかは、勉強にしろ趣味にしろスポーツにしろ、何でも形から入る奴のことを、ちょっと馬鹿にした物言いをしたことはないでしょうか?
例えばスポーツなら、まずやる前からいい道具を揃える奴のことです。
私はあります!上手くなってから買えよ、ダサいよって。
でも!大人になってからは、その考え方を改めています。
「型から入るということ」
「形から入ること=力になってくる」という考え方があります。
形から入ることで、
自分の力になる。フォームを意識した、制約条件を課したというもの。
ストイックさをこの言葉に感じる人は、
多分「制約」とか「条件」とか、息苦しさってのを
感じたことがない人。
それが良いか悪いかは分からない。でも、感じたことがあるならば、
それを意識してみると、やはりそういう「条件」は
必要で。人生1回の長い長い旅でもあるし、そうではないかもしれない。
いくつの、試練、環境変化、自分が問われることがあるんだと感じている。
いわゆる「守・破・離」という概念にしたがって、何でも形から入ってしまうのは、実は合理的なやり方。
例えば、いい道具を揃えることで、上達する可能性は上がっても、下手になるということは余りありません。また安い道具から始めたからといって、上達が早まるということも余りありません。
であれば、少しでも上達が早まる確率の高い選択をした方が良いですよね。
「型を覚えなければ創造性は発揮できない」ということは、著名なクリエイターも言及しています。模倣なくして創造なしなんて言葉もありますが「100%オリジナルはあり得ない」というのも真理。
イノベーションの最前線にいるクリエイターやプロスポーツ選手の名言を調べたところ、だいたい共通した認識を持っていますので、興味のある方はこちらの記事もどうぞ。
●「【クリエイターの名言集】日本の有名クリエイターたちの成功方程式」
成功への最短距離を走る奴が実践する3つの方法
何でも形から入るのが良さそうだぞ!というのが分かったところで、それを具体的に実践する方法を少し紹介します。
1)必要なツールは可能な限り、上質なものを全て揃える
つまり金にものをいわせるってこと!
もちろん、いわせられる環境であればの話ですが…経済格差!
最初は初心者用の道具を買って、慣れてきてから良い道具揃えても遅くないよ〜なんてアドバイスは無視無視。
そういう考え方もありますけどね、初めて買うパソコンが最新のMacBookProだっていいじゃないですか、にわかカメラ女子が一眼レフで空とカプチーノの写真撮ってたっていいじゃないですか、別に。
2)マニュアル本といった類のものは、もちろん迷いなく目を通す
マニュアルに頼るな!なんて言わないよ、絶対。(古い
よくいいますよね、あるジャンルに精通したかったら、まずその専門書を3冊読めって。
頭でっかちになっちゃダメですけど、先人の知恵は遠慮なく拝借しましょう。それを取り入れるか、取り入れないかは後で考えればよし!
ただし、間違ったマニュアルを真似したら元も子もないので、アマゾンのレビューはよく見ましょう。
3)師匠を見つける
人に頼って、頼って、頼りまくる。
まずは良い師匠(見本)を見つけて、良い技術は堂々と盗みましょう。
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの元で、自分を捨て徹底的に真似をし続けて映画プロデューサーとなった石井朋彦さんも著作の中で「真似したい人の方法(行動、服装、持ち物、話し方など)を完コピする」のが上達への近道だといいます。
(参考記事)
●【手柄もプライドも捨てる】自分を捨てる仕事術-鈴木敏夫が教えた「真似」と「整理整頓」のメソッド
そう、恥ずかしげもなく何でも形から入る奴には、これらを実践する貪欲さがあるような気がします。というわけで、形から入ること、それは成功へのショートカットでもあるのです。
「あいつは何でも形から入る奴だよな」と言われても・・・
「あいつは何でも形から入る奴だよな〜」
なんて蔑む声を尻目に、意図的に明確な意志を持って形から入りたいものです。
かっこわるいと思われるかな?なんて気にしないこと。言いたい奴には言わせとおきましょう。
それだけあなたライバルが減るということですから!
他人の声を気にしてモチベーションを落としてしまったら本末転倒です。
…って、でも本当はこの気持ちの維持が一番難しいかも…必要なのは鋼のメンタル!
以上、おるかでした!