ドラマ「残酷な観客達」を考察してみよう。欅坂46

本日、欅坂46主演のドラマ「残酷な観客達」の最終回が放送されました。

ということで早速(どこよりも早く?)
本ドラマの総括をしたいと思います。

本記事はBlu-ray&DVD化を機に、2017年7月20日の記事を追記・修正したものです。 

熱心なファンでも途中で見るのを脱落した人が続出?という噂の このドラマ。

先日Blu-ray&DVDが発売されましたが、買うべきか?見るべきなのか?!
改めて考えたいと思います。

放送当時、本当に途中で脱落してしまった人(笑)、必見です。

「残酷な観客達」の評判

ま〜不評でしたよね 笑
視聴率1%台で波紋…欅坂46ドラマ『残酷な観客達』、ファンも「観ていられない」と酷評

欅坂46に期待しているからこそ正直に言いますが

ドラマとして面白かったか?つまらなかったか?でいえば、、、

つまらなかったです…笑
(もちろんファンとしてはメンバーが出ているだけでも楽しめますけどね!)

でも全10話、約5時間をムダにした…とは思いたくないので…

皆さんと感想を共有し、考察を書いていきたい思います。

あまり評判はよくなかったとはいえ、ファンとしては楽しみや発見はあったでしょうし、ドラマ自体がいまいちでも考察はしたくなる。

それだけ欅坂46というグループに勢いと魅力があるということで、興味のある方は少しお付き合いください。

「残酷な観客達」というドラマは何だったのか?

結論から先に言うと、「残酷な観客達」は「アイドル自身が、アイドルを取り巻く環境やファンとの関係を描いたパロディであり、メタフィクション」です。

(メタフィクションとは、例えば小説なのに小説というジャンル自体を批評するような小説のこと。でも完全にはそうなってなくてメタフィクションに寄せたパロディといった方が正確かも)

つまり「アイドルというフィクションを描いたフィクション」という二重構造になっているドラマです。

(うん、きっとそれをやりたかったのでしょう。色々中途半端すぎて何がしたいのかよく分からなかったけど、きっとそうに違いない)

その根拠は記事中盤に書きます。

注意
極力ストーリーには触れずに書いてますが、少しネタバレもあるので知りたくない方は先を見ないようにお願いしますm(_ _)m 

ストーリーではなく、メンバーと設定を楽しむためのドラマ

このドラマが実際の欅坂46を投影しているとまでは言いません。

でもはっきりと言えることは、このドラマの主題は決してSNSの残酷性や閉鎖された教室の脱出劇ではなく、「グループアイドルの立ち位置と宿命」がテーマでそれをメタ的に描いたものといえるでしょう。

ご覧になっていない人のために先にストーリーを少し紹介しておきます。

この物語で語られるのは、現代からさほど遠くない近い未来での出来事――。
プライバシーの保護を優先するあまり、学校では教師や生徒の名前を開示しないことになっていた。
そうした環境で学校生活を送っていた女子高生達が、突如として教室に閉じ込められてしまう――!
その様子はリアルタイムで全世界に配信され、タブレットの向こうにいる見ず知らずの観客達が、彼女達を観ていた。
この教室から脱出する唯一の方法は、観客達から多くの『いいね! 』をもらうこと。
彼女達は沢山の『いいね! 』をもらうため、観客の気を惹こうと行動するが徐々に行動はエスカレートしていき……。
密室空間で混乱する中、信じていた友にさえ裏切られ、生徒達は疑心暗鬼になっていく。
「友達は大切。でも、ルールに従うことが、この教室ではもっと大切。」
ルールを守らなかった者に待ち受けているものとは?
いったい何故、彼女達は閉じ込められているのか?
観客達に運命を握られた21人は全員で脱出できるのか?
企画・原作:秋元 康による欅坂46総出演の本格ミステリー、始動。

実際に見れば分かってもらえると思うのですが、最初からメンバーと設定ありきで、ストーリーは後付け感が否めません。

なので個人的には途中からストーリーを楽しむのではなく、時々の場面場面を楽しんでニヤつくという方法に切り替え最後まで観賞しました。

そう、だから脚本とか演技の上手さとか関係ない!
(と途中から思うことにしました 笑)

とはいえストーリーの破綻や伏線回収がない点、はたまた単純につまらない!とドラマの評価は概ね酷評。

その理由は、企画制作側がメタフィクションやるぞ!というコンセプトありきだったからだろうと思います。

まあアイドルの境遇を投影した物語設定は、AKBのドラマによくあるパターンではありますが。。。

それにしても「欅ならこれだよね」「謎を残して深読みさせてりゃファンは喜んで語るだろ」という意図が垣間見れてしまったことも視聴者を興ざめさせてしまったように思います。

(とはいえね、ブログで語ってる時点で見事に釣られてるわけですが・・・)

せっかく作るならもっとしっかりとコンセプトを昇華して、丁寧に作品に綺麗に落とし込んでいたら、むしろ名作といえたかもしれない。

フォローする訳ではありませんが、その可能性はあったドラマだったと思います。

補足
今振り返ると、平手さんの不調を予見していたかのような内容で、このドラマの後に続くライブの欠席やアイドルである自分に思い悩んでいるかのような様子や発言とリンクします。(そう考えると、この時期の欅坂46の実態を描き出した名作といえるのかもしれません。無理やり 笑) 

「残酷な観客達」の設定解説

残酷な観客達はメタフィクションである。

次にその証拠と「アイドルとファンとの関係」という設定を解説していきます。

深読み!「残酷な観客達」
※全て主観につきノークレームでお願いします

●教室に閉じ込められた生徒たち
芸能界という箱の中にいるアイドル

●名前で呼ばれず生徒につけられた出席番号
立ち位置を示すポジション番号のパロディ、記号性の象徴

●互いのことをよく知らないという設定
オーディションで集まった見ず知らずの少女たち(これは途中破綻してましたが)

●観客たち
好き勝手言うオタ(うちら 笑)

●生徒同士の対立や過去の自分を乗り越え課題をクリアする様子。それらを通じて互いの絆が深まる過程
難題にぶつかりながら坂を上る成長ストーリー(とそれに惹きつけられるファン)

●平手友梨奈と長濱ねるの百合描写
こういうの好きでしょ、ちょろいもんよという百合好きオタへの皮肉

●長濱ねるが平手友梨奈に食事を分けず裏切るシーン
→一見仲良さげなメンバー同士も心の奥底では何考えてるか分からんよ。そしてその逆も(守屋&平手シーン)。だからファンはメンバー同士の仲を想像するのは勝手だけど誤解すんなよという教訓

●体育館にいた先生
→時に発破をかけ時に嘘をつきアイドルをコントロールしようとする運営

●大縄飛びでわざとミスする長濱ねる
→運営の裏、嘘や策略を見抜き言いなりにならないメンバー

●観客の日常描写
→画面の向こうにいるに過ぎないアイドル。でも少なからずファンの感情を揺さぶり日常に影響を与える様

●プールに入ってきた観客
暴走するオタ

●生徒たちを助けに行ったと思いきやそうではなかった渡辺梨加と佐藤詩織の先輩
テレビばかり見てないで握手会に来い!という在宅オタへのメッセージ

●一人だけイイねを獲得してクリアする平手友梨奈
センターだけに注目が集まるグループアイドルの宿命

●最終話、急に冷たいコメントを書き込む観客達
ファン離れは突然かつ一瞬

●プールサイドで消える平手
卒業あるいはアイドルの幻想性を暗示

●けやき坂メンバーでのループ、それを見てニヤつく観客達
常に新しいアイドルへと移ろう無責任なファン

ほら、ちょっと強引かもしれませんが…これだけ証拠が揃えばメタフィクションというのも納得でしょう。笑

「残酷な観客達」の個人的感想!

繰り返しになりますが、このドラマの主題は間違いなくファンとアイドルの関係性です。

そして「残酷な」と冠されてるように、ファンに対する皮肉と煽りに(特に最終話は)溢れています。

でも、でもでも

そんな皮肉な関係、百も承知よ!

こちとら、そんなこと分かった上でアイドルを楽しんでるんだよ!!

という思いで一杯です。感無量

ただ一つ疑問なのは、アイドルとファンとの皮肉な関係をあえて描くことに、何の意味があったのでしょうか。

残酷な観客だと自覚してるファンにとっては、余計なお世話、どうにもならない痛いところをわざわざ指摘され心がザワつくだけですし(これ自分!)。しかもそれを退屈な演出で見せられるという地ごku(おっと言い過ぎたm(__)m)

そして自覚してないファンにとっては、何このワケ分かないドラマ…という感じでしょう。

さらに問題なのは、これを現役のアイドル自身に演じさせたことだと思います。制作側として、敢えてこれをやりたくなる気持ちはクリエイターの端くれとして分からなくはないですけどね。。。

少なくとも深夜放送で視聴者はほぼ欅ファンと分かってるはずですから、このチョイスはないな〜というのが正直な感想です。

「欅坂でこんなん作ったら面白いでしょ!」という制作側の自己表現・自己満足が垣間見れて少し醒める。

粋じゃない。テーマやメッセージ性が先行しすぎて、他をおざなりになっている感が否めない。

欅坂+サブカル要素であれば何でも喜ぶわけではない、客層を舐めすぎです。

(ん〜これはもう企画コンセプト負けで、脚本含む制作陣にも責任はないと思うんです。かといって秋元康も好きだし尊敬してるんだけどな〜なんでこの出来でOKしたんだろ。誰のせいにすればいいのか…)

メタフィクションは細部にまで相当気を使わないと諸刃の剣となってしまう。

やるなら徹底して作り込まないといけないことがよく分かりました。

そして何よりも強く思うのは、アイドルのメタを現役アイドルに演じさせるのは酷で、欅坂46メンバーを思うと複雑な気持ちになってしまいます。

もちろん実際にメンバーがどう思ってるかは知る由もありませんが、いちファンとしては心配になるばかりで良い感情を持てませんでした。

それも純粋に楽しめずザワザワした原因かもしれません。

ここをチェック!「残酷な観客達」の見どころ、良かったところ!

次に、酷評ばかりではあまりにも寂しいので、ポジティブな話もあげたいと思います。

平手友梨奈さんの演技

MVで見せるシリアスな表情だけでなく、コミカルな演技も光ってました。なかなかできるもんじゃありません。やっぱりこの子はすごい!

渡辺梨加さんの演技

渡辺さんの演技は、このドラマの前にやったテレ東の「徳山大五郎を誰が殺したか」でも話題なりましたが今回も良かったです。

普段のキャラのポンコツぶりとのギャップにびっくりさせられます。もちろんそのギャップがなくても十分に評価できる芝居ぶりで、彼女の女優適性を再確認しました。

守屋茜さんかわいい!

可愛いっす。うん、とにかく愛おしいっす。

これはもう演技の話じゃありませんが、本人のキャラと役がうまく反映されていて良かったです。

補足
演技力と言えば、同じ坂道グループの乃木坂46の伊藤万理華さん!2017年いっぱいで卒業してしまいますが、興味のある方はぜひ「映画「あさひなぐ」部長 野上えり役は誰?伊藤万理華さんの演技力がすごい!」もご一読ください!

エンディング主題歌がかっこいい

これはみんな異存ないと思うのですが、エキセントリック!

いいですよねー Twitterなどでも、エンディングのために見てる。という感想もちらほらありました笑

このドラマは壮大なMVで、ドラマ部分は曲に入るまでの少し長めのドラマパートだと思えばいいんです。(でも既に本当のMVが公開中ですね。ドラマと合わせて見るのもおすすめ)

まとめると!

難しいテーマに挑むのが欅坂らしさなのかもしれませんが、やっぱり小難しいことぜす、アイドルドラマはアイドルのかわいいとこバンバン見たいです。
(そういう点では乃木坂46の初森ベマーズは素直に楽しめました)

欅坂46の魅力を引き出せなかったという点でファンにとっては残酷な結果になってしまいましたが、欅ちゃんにとって残酷な仕事ではなかったことを切に願います。

またドラマやってほしいな。

以上、残酷な観客達の考察でした!

あ、見てない方はHULUで見るか、いつかDVDやBlu-rayが出るかもしれないので出たチェックしてみてください。

追記:残酷な観客達のBlu-ray&DVDは買うべきか?

ここまで、ネガティブとポジティブが入り混じった考察と感想でしたが、残酷な観客達のBlu-ray&DVDを買うべきか?という質問には「YES!」と答えたいと思います。

なんで?ストーリーはつまらないって言ってたのに、そこまでして見るべき?

そう、見るべきなんです。

理由は「映像特典」!メイキングの欅ちゃん達が見れるから!!

(特典内容)
・Making of 残酷な観客達
・欅坂46フェイクドキュメンタリー リアル時々フェイク! ?
~原田葵がメンバーに突撃カメラ! ! ~
~小池美波がメンバーにマジ相談! ?~
・ななちゃんず&ユーチューバー ガールズトーク完全版! !

買うしかないっしょ。

メイキング映像はちょっとだけYouTubeでも見れます。

特典はいらないので、ドラマだけ見れればいいよという方は「Hulu」がおすすめです。

登録無料で何をどれだけ見ても月額933円(税抜)。
解約もWEBで簡単にできるので気軽に加入、解約できます。
(ぶっちゃけ2週間は無料なのでその間に「残酷な観客達」を全部見て、すぐ解約するのもありです)

Huluの公式サイトを見てみる
>>>Huluなら、映画、国内外のドラマ、アニメが楽しめます。


以上、おるかでした!

【Hulu】今すぐ会員登録はこちら

映画「あさひなぐ」部長 野上えり役は誰?伊藤万理華さんの演技力がすごい!

2017.09.26

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。