カリスマ性は生まれついてのものではなくて、後天的に身につけられる!
こんにちは、おるかです。
本記事では、カリスマとは何か?
カリスマの特徴を理解し、カリスマ性を身につける方法について解説します。
目次
カリスマとは何か?
カリスマとは、ギリシャ語で「神の賜物」「神より賜った能力」という意味があります。
一般的にイメージされるのは、何か超人間的な資質や能力を持つ人。英雄や預言者など民衆をひきつけ心酔させる力を持つ者といった感じではないでしょうか。
例えば、カリスマ性があるといわれる人には、歴史上の人物で言えばマケドニア軍を率いて短期間のうちにギリシャ・エジプト・シリアなどを制圧し巨大王国を築いたアレクサンドロス大王。他にはナポレオンや卑弥呼を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
また週刊少年ジャンプ史上最もカリスマ性がある敵役としては、フリーザ、ラオウ、志々雄真実などが選ばれているようです!(笑)
カリスマ性のある人の特徴
カリスマというと、よくオーラがあるなどと表現されます。
でもオーラと言われても「何となくスゴイ」のは分かるけど、実は具体的に何がスゴイのかよく分からない・・・という人は多いのではないでしょうか。
例えば一流の外科医になるには、医学知識、手先の器用さ、患者を安心させる対話術など必要な要素があるように、カリスマになるには、それを形作る要素を理解するのが近道です。
そこでまずはカリスマ性のある人の特徴を簡単に説明します。
以下のサイトに、カリスマ性のある人に共通する8つの特徴が挙げられています。
1.人に安心感を与える
2.決して自分を見失わない
3.何が起きても冷静を保ち動じることがない
4.キャラが立っている
5.懐が深くカリスマ性がある
6.人と話すときは相手の目をじっと見て
7.行動がダイナミックで説得力がある
8.人情味がある
上記はどれも先天的なものではありません。
逆に言えば、カリスマ性は後天的に身につけられるということです。
カリスマ性は「後からでも身につけることができる!」というのは、多くの人にとって自信になるのではないでしょうか?
カリスマ性を身につけたい人が気をつけるべき3つの注意点
起業家や経営者になるのであれば、カリスマ性があった方が有利です。
成功者になるためには、必ずしもカリスマ性がなければならないとは限りませんが、でも何かしら物事を成し遂げたいと思ったら、やはりカリスマ性はないよりあった方がいいもの。
また部下を持つリーダーにとっても、カリスマ性を身につけて損はありません。
それでは具体的にどのようにしてカリスマ性を身につけるのか、一冊の本を参考に解説していきます。
ここで紹介する本は、人を動かす・コールドリーディングについてふれた一冊。
石井 裕之さんの「カリスマ 人を動かす12の方法: コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?」です。
この本は、心理学的にカリスマになる方法、カリスマ性のある人とはどういう人かについて解説されており、ちょっとばかりエグいですがカリスマ性を身につけるのに大変役立つ書籍です。
それでは具体的な方法論の解説をする前に、カリスマ性関する理解を深めるために、以下の3つの注意点を覚えておいてください。
1)人を命令ではなく求心力で動かすこと
それには「心のあり方」揺れない心・自信が必要である。
2)チームを思い通りに動かそうとするのは只のマネージャー
一方、カリスマ(リーダー)は自律的なチームを作る。
3)「何をするか(DO)」ではなく「どういう人か(BE)」が重要
どういう人でいるか、それが求心力、すなわちカリスマ性の源である。
この3つを実現するには「相手に不安を感じさせない」「物事を断言する」「なりきる」必要があります。
もちろん最初から自信満々でいられる人は少ないでしょうから、自己暗示が大切になります。
最初はハッタリでもやがて本物になるということです。
リーダーの経験が自信を生むのではなく、自信を持つからリーダーになるということを覚えておきましょう。
カリスマ性を身につけるための12の具体的方法
それではカリスマ性を具体的方法を挙げていきます。
以下に挙げるのは、カリスマ性を演出するための基本テクニックです。
1)相槌は少なく、ため込んでからうなづく
2)相手の右側を陣取り、心理的に優位になる
3)相手を受け入れる「yes,and話法」を意識する
4)自分の信じていることだけを話す
5)笑顔でいる(相手の後ろに好きなものを思い浮かべながら話す)
6)走らない、あせらない(自信と余裕をみせる)
7)相手の上半身を包み込むように見る
8)握手をする時、左手を上に乗せて包み込む
9)不安は口に出さない(仮に態度に出てしまっても、かっこつける)
10)分かりやすさを意識する(自分のキャラを決め、それに合わせて行動をとる)
11)落ち着きを演出する(ゆっくり食べる、小物をじっくり観察する)
12)どんな苦しみも1/3にできると考える(苦しみや不安は「過去/今/未来」の3つでできている。今に集中すれば1/3になる)
この基本テクニックだけでも十分にカリスマらしさを演出できるかと思います。
次に、カリスマ性を高めるための「応用編」を紹介しますので、興味のある方は引き続きご覧ください。
カリスマ性を身につけるための3つの応用テクニック
1)ほめる時はその過程も褒める(ズームアウト)。叱る時は事実だけを叱る(ズームイン)
敵も多いが味方も多い。そんなカリスマは格好は良いですが、うまくいくのは漫画の世界だけ。
実際には敵は作らないに越したことはありません。
結果だけを褒めても効果は半減。過程まで褒めることで「ちゃんと見てくれてる」という信頼につながります。
逆に叱る時は、事実だけを短くビシッと指摘。決してネチネチと人格否定みたいなことを言ってはいけません。
2)助言をするなら行動に関するアドバイスを
助言をする際に気をつけて欲しいことは、抽象的な目標ではなく具体的な行動をアドバイスすることです。
具体的には「A(意識すればできる行動)をすれば、B(意識ではできないこと)が実現できるよ」という言い方。
例えば、「マラソンで3時間を切る」という数値目標は「意識するだけではできない」ですが、「毎日10km走る」という行動目標は「意識すればできる」目標です。
アドバイスをするなら、意識すればできる行動を伝えること。抽象的なアドバイスよりもモチベーションが上がります。
これは目標達成や自己暗示技術にも使えますね。目標を立てる時は、単なる数値目標だけでなく”行動目標”をアドバスすることがポイントです。
3)部下の性格分析をして、タイプに応じた接し方をする
「Meタイプ」か「Weタイプ」かを知ろう。
「Meタイプ」は自己実現・論理型・損得がカギになります。このタイプには、意味・役割を説明してから行動させる事がポイント。
「Weタイプ」は人の役に立つ・体感型・好き嫌いがカギになります。このタイプには、とりあえず行動させてみる事がポイント。
タイプに応じて接し方を変えてみましょう。
そしてチームにおいては、この2つの違うタイプの組み合わせが相乗効果を発揮します。
まとめ:誰にでもカリスマ性は身につける事ができる
これまでの中で
「リーダーの経験が自信を生むのではなく、自信を持つからリーダーになる」
「自分の信じていることだけを話す」
という2つが個人的には一番グッときました。
この2つはカリスマになる為に特に必要なポイントだと考えています。
影響力のある人は伝え方が上手です。
「何を」「どう伝えるか」はもちろん重要ですが、さらにもう一歩!差をつけるには「誰が」伝えるか、つまりカリスマ性を身につけておくことが必要になるのです。
もっと知りたい方はぜひ本書を読んでみてください。
「詐欺師たちの「騙しの技法」!!」「一瞬にして人の心を奪う秘策」等々、煽りまくりの帯ですが、中身は実際役に立つことが書いてあります。
本質論の話だけではなく、心理学を駆使した実践的な細かいテクニックも満載です。
これから社会人になる方、リーダーになる方。あるいは今後、リーダーや社内で自分の影響力を強めたいという方におすすめです。
今からでも遅くありません!カリスマ性を身につけて、仕事に人生に優位に生きていきましょう(笑)
—-目次———–
1 「コールドリーディング」を使えば、怖いくらい人を動かせる!(絶対“悪用”してはならない、この「心理テクニック」「命令」ではなく、「求心力」で人を動かす)
2 なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?(人の上に立つ人に求められる「カリスマ性」とは?第一段階は「見せかけだけの自信」でいい!)
3 たった12の方法で、あなたにも「カリスマ性」が身につく!(サトルティ―相手に気づかれずに心理操作するノウハウ「あいづち」のテクニック ほか)
4 部下を効果的に褒め、叱る、「コールドリーディング」活用法(褒め方・叱り方の基本~ズームイン&ズームアウト問題のあるメンバーを導く方法―コンシャス=アンコンシャス・ダブルバインド ほか)
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