羊飼い型リーダーに必要な3つの要素とは

こんにちは、おるかです!

突然ですが皆さんがイメージするリーダーシップとは何でしょうか。

・人を引っ張り、意見をまとめる能力?

・それとも何か指示を出してそれを徹底させる力のことでしょうか?

辞書を引くと、リーダーとは指導者、先駆者であり、リーダーシップとは、リーダーとしての地位、任務、能力、統率力のことを意味する言葉とされています。

リーダーシップが通用しなくなってしまった理由

会社や学校でもリーダーになることを要求される場面がありますよね。そんな時、私たちは先輩のやり方を真似したり、リーダーシップに関する本を読んだり、前例を参考にすることが多いと思います。

でもちょっと待ってください。

これから新しい時代や新たな目的に向かって、リーダーシップを発揮しようという時に、過去のリーダーのやり方が参考になるのでしょうか。組織のあり方が急速に変化している今、旧来のリーダーシップ論が通用しなくなってきています。

あと、そもそもリーダーって何かウザくないですか?

特にクリエイティブの現場では、新しいアイデアを生み出す時には目標設定やフィードバック管理を用いたリーダーシップは全くと言っていいほど機能しません。だってクリエイターは皆わがまま。それぞれやりたいことがバラバラなんだもん。。。

(とはいえアイデアが出来上がってからの実行段階では、めっちゃ体育会系の根性論的リーダーシップが効いてくることも多かったりするのですが・・・)

これはクリエイターの現場だけではなく、イノベーションが必要!と言われるこれからの時代においては、全ての会社や組織でも同じことが言えるのではないでしょうか。

新たな時代に必要な羊飼い型リーダーとは

そこでこれからの時代に必要だよね!と言われているのが、ハーバード大学のリンダ・A・ヒル教授が提唱した「羊飼い型リーダーシップ」です。

●リンダ・A・ヒル「ハーバード流 逆転のリーダーシップ
(題名はハーバード!とかイケイケをイメージさせますが、中身は羊飼い型リーダーに関する本です)

その特徴を簡単に説明すると、リーダーは唯一の存在ではなく「変化やタイミングに応じて機転が利く人や強みを持っている人がリーダーを務める」ことにあります。

リーダーは誰か一人の役割ではないということです。カリスマ性があるからリーダーになるのではなく、その時々に応じて相応しい人が務めるということになります。

よってリーダーだから偉いとかいうわけではなく、リーダーはリーダーという役割についているに過ぎず、固定的な上下関係ではなく流動的な組織形態になるということだと思います。

そして先頭に立って引っ張るというよりは、「背後からメンバーそれぞれの個性を活かし結束させる形のリーダーシップ」という点がもう一つの特徴です。

これはオーケストラの指揮者をイメージすると分かりやすいと思います。稀にマエストロと呼ばれるカリスマもいますが、指揮者の役割はハーモニーを奏でオーケストラ全体のパフォーマンスを上げることにあります。

羊飼い型リーダーに必要な3つの要素

それでは羊飼い型リーダーになるためには、具体的にどんな能力が必要なのでしょうか。

リンダ・A・ヒル/HBRブログ

一般的な要素は上記の記事をご覧いただくとして、ここではクリエイティブディレクターとして日々感じ実践していることを中心に紹介します。

質問力:インタビュワーに徹する

とにかく質問すること。とにかく対話の数を増やすことが大切で、上の立場の人にも下の人にも、右にも左にも声をかけまくります。

雑談でもいいです。というか、発想やアイデア段階ではむしろ雑談の方がいいです。相手のやりたい事を自由に話してもらって徹底的に聞き出します。

そして実際に作る工程に入ったら、質問の比重を増やします。最初は抽象度の高い質問から順に、段々と「なぜ」「どのように」と具体的な質問を投げかけていきます

この段階になってくると、結構ウザがられますね。でもこれをしないと軌道修正できずにミスに繋がるので、必要です。

「あのさ〜ちょっと進捗忘れちゃったから聞いておきたいんだけど、●●今どうなってる〜?」と、とぼけた顔して聞きましょう。

場回しの技術:ピエロを演じる

前述した質問に徹する場面では1対1でも構いませんが、さらに皆を巻き込んでいくことも大切です。話を振り、場を盛り上げましょう。ここでも聞き役に徹することです。

相手に気持ちよく話してもらうのは意外と難しくて、信頼関係がないとできません。リーダー然としている必要は全くなくて、偉ぶらず、時にはピエロを演じることも必要です。

かっこよく言えば、ファシリテーターとかモデレーターとか。

そして時々、自分のやりたい事を吹いて回りましょう。あっちこち言いふらしましょう。

かっこよく言えば、ビジョンを語ると言ってもいいです。

振る、聞く、時々吹聴。これがポイントです。

人をコントロールすることを手放す勇気

諦めましょう。

人は他人の言うことなんて聞いてません。思い通りに動いてくれることなんて、ほとんどありません。

特に、やりたいことの塊のようなクリエイターは、隙あらば勝手に自分の好きなことをやってやろうと考えています。

でもそれでいいんです。

諦めると言ったら聞こえは悪いですが、それは「その人の力を信じる事」です。

そして、一人ひとりが隙あらばコレやってやろう!と思ってる部分にこそ、新しいアイデアや面白いタネが隠されています。

だから諦めて呆れちゃいましょう。

「ま〜た勝手なこと始めたのかよ(怒)!・・・いいじゃ〜んそれ(笑)」と言ってあげましょう。

真面目な話、「勝手なことをする人は大事にした方がいい」です。

なぜなら自分のやりたいことが明確な人じゃないと、勝手なことはできません。勝手なことができるということは、モチベーションが高いことの裏返しです。

やりたいことが明確な人は、方向性さえ間違えなければ高い成果を出します。特に新しいモノ・コトを生み出す必要がある場合においては彼らを活かすことが重要で、指示通りには動けるけどモチベーションが低い人よりも、極めて貴重な存在になります。

ただし、方向性さえ間違えなければね・・・

新しい事をやりたがる人はあまのじゃくタイプも割と多いので、それとは分からないように上手に導くのが、羊飼い型リーダーの大切な役目です。

まとめ:誰もがリーダー適性ありという結論

新時代の羊飼い型リーダーに必要な要素とは、「質問力」「場回しの技術」「人をコントロールすることを手放す勇気」の3つ。

そういう意味では、今までリーダーに向いてないな〜と思っていた人でも、リーダーを全うできる。むしろ向いている可能性があります。多様性バンザイですね。

逆に少しとぼけてる位の人の方が、羊飼い型リーダーに向いているかもしれません。高田純次さんとか後藤隊長とか・・・

リーダーは必ずしも強い存在である必要はないのです。ゲンコツキャプテンと言われてた頃のゴリではなく、山王戦の後の弱みを見せてからの赤木キャプテンとかね!

これから会社や学校でリーダーの立場に立たなくてはいけない人は、気負わずのんびりやるといいんじゃないかな。

それではまた。気になった人はシェアしてくれると嬉しいです。

以上、おるかでした!

●羊飼い型リーダーシップの提唱者リンダ・A・ヒルの本

●日本でもリーダーシップのあり方が見直されてきています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。