クリエイティブな人たちの頭の中をのぞいてみたい!
こんにちは、おるかです。
今回は様々なジャンルで活躍する16人のクリエイターたちの名言を紹介。
以前、講談社から発売されたムック本から紹介します。
(内容紹介)
人気クリエイターたちの成功の秘密は何か?
デザイナー、映画監督からパティシエまで、当代きっての売れっ子クリエイターたちが、自らの創造力がどこから来るのかを明かし、成功の秘訣を語り尽くす!
残念ながらもう売ってないのですが、このムック本シリーズかなり良い特集でした。
世界の偉人ではなく、リアルタイムで活躍している日本の有名クリエイターの言葉だから自分の仕事にも十分活かせそう。講談社さんには、ぜひまたこういう企画をやって欲しいなと思ってます。
というこで「すごいな~」「なるほどっ」と思わされる言葉が満載!読むだけでもクリエイティブ魂を刺激されるクリエイターたちの名言集をご覧ください。
クリエイターの名言から学ぶ
過去のメモ書きから起こしているので、言い回しなどに間違いがあったらごめんなさい。あと既に自分の頭の中で、クリエイターさんの言葉と私の言葉がごっちゃになっている可能性があります。ホントに申し訳ないっす・・・
では早速、各界のクリエイターの思考や考えていることに耳を傾けてみましょう!
デザイナーは「現場」の近くにいるべき:ナガオカケンメイさん
ナガオカケンメイさんは、デザイナー、プロデューサー。渋谷ヒカリエで47都道府県の「らしさ」を紹介する「d47 design travel store」、「d47 食堂」、日本初の地域デザイン物産美術館「d47 MUSEUM」をプロデュース。2009年より、デザインの視点で新しい観光を提案するガイドブック「d design travel」http://www.d-department.com/jp/d-design-travelを、年3冊のペースで発行中。また、2011年には、コムデギャルソンとともに、普遍的なデザインを扱うコンセプトショップ「GOOD DESIGN SHOP」をオープンさせたこともあります。D&DEPARTMENT PROJECTの代表取締役会長であり、 京都造形芸術大学教授や武蔵野美術大学客員教授を務められています。
デザイナーでありプロデューサーとして第一線で活躍されているナガオカケンメイさんの名言
「デザイナーは「現場」の近くにいるべき」
「現場の近くにいるべき」というのはクリエイターに限らずビジネスマンにもよく言われる言葉だし、基本の”キ”のはずなのに、案外実践できている人がいないワードです。
デザイナーでも、レイアウトして塗り絵するだけのグラフィックデザイナーもどきが多い理由も、現場の近くにいないから。消費者のリアルな心の動きや空気感をつかむことができないと、表面の形を作るだけのクリエイターもどきになってしまいます。
依頼主の話を聞き、自分自身も消費者、生活者の一人としてデザインを考えていくという基本を愚直に実践することこそ、イイ仕事をする基本と言えますね。
型を覚えなければ創造性は発揮できない:津谷祐司さん
津谷祐司さんは、実業家であり映画監督。東京大学工学部を卒業後、博報堂に入社。1993年UCLA映画学部大学院・監督コースに合格し渡米。帰国後、社内ベンチャーでインターネット事業を立ち上げる。その後、独立し、あの「恋ゲーム」シリーズを生み出した株式会社ボルテージを設立。創業者であり、代表取締役会長 兼 社長を務められてます。
津田さんの名言
「型を覚えなければ創造性は発揮できない」
「表面は流行に従い、本質は自分に従う」
「人は競い合って成長する、同じ仕事に対して必ず2つのチームを作る」
模倣なくして創造なしという言葉があります。
その言葉通り「型を覚えてから壊せばいい」というのが津田さんの考え方。そのため「1つのアウトプットには100のインプットが必要」だと言います。
「同じ仕事に対して必ず2つのチームを作る」というのは、クリエイターであり会社経営者でもある津田さんならではの名言ですね。この言葉には、クリエイティブとビジネスを両立させるヒントがあると思います。
●津谷祐司×楠木建 異色対談「コンテンツはストーリーと軸足」
”直し”について・・・:浅野妙子さん
浅野妙子さんは、TVドラマ『ラブジェネレーション』『神様、もう少しだけ』『大奥』『ラスト・フレンズ』、映画『NANA』など、数々の話題作を手がけた脚本家。
浅野さんの名言
「クライアントの言われたまま直しちゃいけない」
「戦うところは戦い、意見交換を重ねる中で考え練れ、面白いものができる」
「納得がいくまで、残り2割も完璧にしようとウルトラCを考える為に徹夜をする」
クリエイティブは一人で作り上げることはできません。例えばプロダクトデザイナーなら、開発と営業・マーケティング担当。また実際には純粋に消費者のニーズだけでデザインが決まるわけではなく、その前の販売先や代理店(つまりメーカーにとって直接のお客さん)の意向も組みながら作り上げていくことになります。
これはドラマや映画づくりでも同じなのだと思います。監督やプロデューサー、広告クライアント、TV局なら編成のおじさんとか? きっと邪魔ものがたくさんいるはずです。
安易に”直し”を入れてくる人もいます。もちろん、感度も高くてモノづくりに理解のあるクライアントもいるのですが、大概は「なんとなく気に入らない」とか、何か一言いっておかないと自分の存在を示すことができないから、とりあえず言ってるだけ。というケースも多々あります。
そういう環境で、いかに面白いものを作り上げていくか。その戦い方と執念の大切さがよくわかります。
広告の仕事というのは誰かに対してベネフィットを提案してあげる仕事:山本高史さん
山本高史さんは、コピーライター、クリエイティブディレクターです。2006年電通を退社・独立し、「株式会社コトバ」設立。関西大学 社会学部教授。宣伝会議のコピーライター養成講座で講師も務められています。TCC最高賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー特別賞など多数受賞。
山本さんの名言
「広告の仕事というのは誰かに対してベネフィットを提案してあげる仕事」
「広告はそもそも必要のないもの」という前提
「意図的に経験を太らせる」
誰もが一度は聞いたことあるコピーを生み出している山本さん。
オリンパスの「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ」、三井住友海上の「未来は、希望と不安で、できている。」など数々の名コピーも山本さんの作品です。
コピーライターは、自分の経験したことのないコト、まだ誰も見たことがないモノを人に伝えなければなりません。それって、とても難しいことですよね。
そのためには「意図的に自分の経験を太らせる」必要があると言います。
そしてそのためにできることは「何事にも自分なりの感想、疑問、意見を持つ」こと。
他者への想像力を持ちつつ、自分の感想・疑問・意見も併せ持つ。そうすることによって、人に伝える力を磨かれていくのです。
自分が経験していないことに説得力はない、けど自分が体験していなくても経験することはできるということですね。自分の経験を太らせるって、なかなか奥深い言葉です。
これができたら、そりゃ良い仕事できそうです
絵コンテを必ず準備して、イメージを共有する:知史靖さん
知史靖さんの名言
「絵コンテを必ず準備して、イメージを共有する」
「持ち場が違えば、目的は同じでも必ず摩擦も起こる」
持ち場が違えば、必ず摩擦も起こるというのは、前出の浅野さんも山本さんも表現は違えど同じことを言っています。
それを解決するための方法が「絵コンテを必ず準備して、イメージを共有する」ではないでしょうか。
例えば、数人に”太陽”の絵を描いてもらうと、ある人は爽やかな朝日を、またある人は寂しげな夕日をというように、人が頭の中に思い描くイメージは全然異なります。その違いが、摩擦の原因だったりすることが往々にしてあります。
そこで、事前に絵コンテを共有することで、チーム全員のイメージが統一されて摩擦が起きづらくなるというわけです。
ジブリの宮崎駿監督も、ストーリーを考える前にまずイメージボードを描きまくるといいます。イメージの共有はチームで仕事をする上でとても大事な作業です。
また知史靖さんは「小ネタ→進行中→シナリオと仕込みを成長させる」のがクリエイティブのコツだといいます。日常の色々な場面で起きたこと、感じたことを小ネタとして仕込んでおくことで、それがふとした瞬間にアイデアに化けることがあります。
いつでもアンテナを張っておきたいものです。
メンバーに役割を作らない。他分野にも口を出す:関橋英作さん
関橋英作さんは、外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当。その多くを、トップブランドに導き、ギャラクシー賞グランプリをはじめ、NYADC賞、ACC賞など数多く受賞した。東北芸術工科大教授、女子美術大学非常勤講師。
関橋英作さんの名言
「メンバーに役割を作らない。他分野にも口を出す」
専門性は大切です。餅は餅屋に任せておけばいいという言葉もありますが、それでは新しい餅は生まれません。
専門性が高まるほど、自分のやり方に固執しがちになってしまうという罠があるからです。
イノベーションのジレンマという言葉もありますが、そうなると時代の波に取り残されてしまい、変化に対応することができなくなってしまいます。クリエイティブでいえば、新しいモノ・面白いコトを生み出せなくなってしまうのは致命的です。
それを意図的に解消する方法が、メンバーに役割を作らず、他分野、自分の専門外にも口を出すこと。これはクリエイティブディレクターの手腕が問われます。
「いまある商品を違った視点からもう一度よく見つめて、商品の持つ隠れたパーソナリティに気がつけばブランドは再生できる」
関橋さんは、キットカットの仕事で、直接ポストに投函できるキットメールキャンペーンで、カンヌ国際広告祭・メディア部門にて日本初のグランプリ受賞しています。定番商品だったキットカットのブランドイメージをさらに向上させることに成功。
自分のことって、実は自分ではよく分かっていなかったりするもの。企業やブランドも同様に、売れれば売れるほど、自分たちの商品の良さや、どこが支持されているのかをいつのまにか見失ってしまうものです。
「違った視点からもう一度よく見つめる」ためにも、専門性は大切にしつつも、専門バカにならないことが大事だなと思いました。
勝手にクライアントを決めて制作してみる:紙谷太朗さん
紙谷太朗さんは、ティアラデザイナー、アートディレクター。広告代理店、デザイン事務所などを経て、2007年にNY ADC賞(Hybrid)』を史上最年少で受賞しました。
2008年、世界初のオーダーメードのティアラデザイナーとしてデビュー。主な仕事に、ホテル日航東京、ホテル日航東京、富士屋ホテル、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、八芳園のオリジナルティアラ、映画ウルトラマンゼロのオリジナルティアラ、東京建物THE PEAK ブリリアシティ横浜磯子のCMのオリジナルティアラ、ハースト婦人画報社『ELLE mariage』の企画でレディー・ガガ、ペネロペ・クルス、ナタリー・ポートマン、テイラー・モンセンをイメージしたティアラを発表するなど活躍されています。
紙谷太朗さんの名言
「勝手にクライアントを決めて制作してみる」
今、大活躍されているクリエイターの方々にも、必ず下積み時代があります。
クリエイターの仕事は基本的に発注があって初めて制作するものだし、自分の作ったものが世に出て、その反応を見ることでスキルも上がっていくものです。
となると問題は、どうやって自分の仕事を世に出すか? 実践的なスキルを磨くのか? ということ。
「勝手にクライアントを決めて制作してみる」という言葉は、これからクリエイターになりたい人は絶対覚えておいてほしい名言です。
最初は自分の好きなものを作ることから始めて構いません。
でもそれを仕事にしていきたいなら、仮想のクライアントを決めて、お客さんのニーズを想像しながら制作してみることが必要です。そして求められてもいないのに、勝手にプレゼンしにいきましょう。
今はそれをSNSやYouTubeなどで、いくらでもできるし、人に見てもらうことができるから良い世の中になりましたよね。
●紙谷太朗:ティアラ・ジュエリー公式サイト「TARO KAMITANI」
デザイナーの仕事は絵を描いて終わりじゃない:ホンダ開発チーム
日本を代表する自動車メーカーのホンダ。
創業者の本田宗一郎さんから脈々と受け継がれるHondaイズム。その開発チームに学ぶことは多いはずです。
「デザイナーの仕事は絵を描いて終わりじゃない、どうやったら実現できるか他部署と一緒になって考えること」
「期日を設定し守ることが何よりも大切」
「和気あいあいはいらない、一人ひとりがプロフェッショナルであれ」
様々なところでHondaイズムについては語られているので、詳しくは下記サイトをご覧いただくとHondaイズムが理解しやすいかと思います。
●「S660」ホンダの26歳若手社員は、なぜ軽スポーツカーを開発したのか?
余談になりますが、一時期は存在が薄くなってしまっていたホンダですが、最近また存在感があるようで嬉しいです。創業来の夢であった航空機開発、ホンダジェットのヒット。若手の登用など、個人的にこれからもホンダには期待しています。
締め切りのない作業は苦しい:野田秀樹さん
野田秀樹さんは、国内外で活躍する劇作家であり演出家。俳優も務められています。
野田秀樹さんの名言
「締め切りのない作業は苦しい」
コレほんとソレ。迫る締め切りも苦しいですが、締め切りがない方がもっと苦しいです。
8)のホンダ開発チームの名言にもありますが、裏を返せば「期日を設定し守ることが何よりも大切」だということにもつながります。
もちろん期日を守るために手を抜いた仕事をするのは言語道断ですが、期日を守りかつ完璧な仕事をすることがクリエイターには求められます。
そして期日があるからこそ、120%の力を発揮できるとも言えます。だからどんな仕事でも、例えば正式オファーではない自分の企画作りであったとしても、自ら期限設定した方がいいです。
締め切りをパワーに変えましょう。
「アイデアを思いついた瞬間は楽しいが、書き始めるとどんどん苦しくなる」
すごく切実な言葉ですね。
小ネタを考えるのはラクにできるが、シナリオにするまでがきつい。5)の知史靖さんが「小ネタ→進行中→シナリオと仕込みを成長させる」と言ってましたが、世に出せる形に落とし込むところが本当の勝負です。
自分がスランプの時は、とにかくインプットし続けて小ネタを自分の中に蓄積することに徹します。そしてそれが溢れ出る瞬間を待つ。じっと待つ。寝てる間も夢を見るほど、そのことを考え続けていると、シナリオ(アウトプット)が出てくるものです。と個人的には思ってます。
強いリーダーシップは周囲との濃密な会話によって生み出される:ジョージグレーガンさん
ジョージグレーガンは、ザンビア・ルサカ生まれオーストラリア・キャンベラ育ちの元ラグビー選手。
ジョージグレーガンさんの名言
「強いリーダーシップは周囲との濃密な会話によって生み出されるのだと信じている」
あれクリエイターじゃなくてスポーツ選手じゃん。
というツッコミは置いといて、本書ではスポーツマンの名言も取り上げられています。
実はスポーツにはクリエイティブの参考になることが沢山あります。
スポーツは基本的に相手との対戦。相手次第で戦略が変わるし、双方のリアクションによってゲーム展開は変化します。だから常に変化する時代や消費者を相手にする、クリエイターにとって学ぶべき点は多いのです。
そして限られた時間や資源の中、チームで一つの目的に向かって動く。というところもよく似ています。
ジョージグレーガンさんは濃密な会話がリーダーシップには必要だと言っていますが、クリエイティブの現場でのリーダー(ディレクター)にもまた、十分なコミュニケーション力が必要とされます。
勇気を出して昨日と違う作り方に挑むことも必要:津田陽子さん
津田陽子さんは、パティシエです。1987年に渡仏し、フランスの料理学校ル・コルドン・ブルー、エコール・ルノートルなどでお菓子作りを学ぶ。京都市内にお菓子の店「ミディ・アプレミディ」、お菓子材料と器具のブティック「ミディ・アプレミディ ビス」を開く。ミディ・アプレミディはロールケーキ「フロール」が人気の店。
津田陽子さんの名言
「勇気を出して昨日と違う作り方に挑むことも必要」
パティシエもまたアートとサイエンスの両方に近い、クリエイター的側面がすごくあります。
お菓子の味の作り方は、素材と調味料の配合のことですから、実はサイエンス。そして見た目で人を楽しくさせるという点は、まさにアート。すごく興味深い職業です。
そんなパティシエの津田さんは、昨日と違う作り方に挑むことの大切さに言及しています。
一流のプロだからこその言葉だと思います。
まぼろしのロールケーキ「フロール」。食べたい!
「1+1が3になる」なんて幻想:高橋智隆さん
出典:http://robo-garage.com/cr/
高橋智隆さんは、ロボットクリエーター。
株式会社ロボ・ガレージの社長でもあり、様々な大学で客員教授も務められています。
高橋智隆さんの名言
「「1+1が3になる」なんて幻想で、「1+1=2」になることすらあり得ない。共同作業で欠かせない”妥協”ってえてして悪いところ取りになってしまうことが多い」
高橋さんはロボットクリエーターとして、ロボットの研究、設計、デザイン、製作を手がけていて、2004年には代表作「クロイノ」が米タイム誌で「最もクールな発明」に選ばれ、ポピュラーサイエンス誌では「未来を変える33人」の一人にも選ばれています。
そしてご覧の通りイケメンです!
でも結構変わり者でもあります。
「1+1=2」になることすらあり得ないと言い切っちゃうところ、好きです。
ここまで、僕もクリエイティブはチーム作業だと書いてきたのですが、高橋さんはそれとは真逆のことを言っていますよね。でもこれもすごく分かるんです。
共同作業でも妥協せず意見を戦わせて良いモノを作り上げるのは理想だけど、実際には複数人で仕事をしていたら妥協せず何かを作り上げることなんて現実的には不可能、というのも事実。
であるならば、一人のクリエイターが絶対的な権限を持って仕事を進めた方が一番いいものができる。これも真実だと思います。
でも、いつまで経っても完成しない確率が上がってしまうのが問題なんですよね。たった一人では絶対にクリエイティブは作れないし、大きな仕事になればどうしても関わる人数も多くなってしまいます。でも人数が多ければ妥協が生まれクオリティが下がってします。
そのバランスを取るのは、すごく難しいところです。
●ロボ・ガレージ代表取締役社長 高橋智隆さん【前編】働きたくなくて「そうだ、京大行こう」
探究心と執着心と向上心。何でもノートに書く、制限なく書く:中村俊輔さん
サッカーの中村俊輔さん。説明不要ですよね。
一時代を築いた日本を代表する名サッカー選手です。
中村俊輔さんの名言
「探究心と執着心と向上心。何でもノートに書く、制限なく書く」
中村選手のサッカーノートは割と有名な話なので、ご存知の方も多いと思います。
あの美しいプレイは、決して持って生まれたセンスだけではなく、探究心の賜物だと思うと、やっぱすごいなと思います。
絶対努力しなくても、ある程度一流のプレイヤーになれる才能があるのに(嫉妬w)
さらに自分を磨く、人一倍磨く。すごいです。華麗なフリーキック決めたいです。
100%オリジナルはあり得ない:赤井勝さん
赤井勝さんは、フラワーデザイナーとして数々の作品を生み出されている方です。
赤井勝さんの名言
「100%オリジナルはあり得ない」
よく言われる話ですが、イノベーションは、既存の何かと何かの組み合わせ。
芸術だって同じです。音楽でも同じコード進行の曲だからといって、パクリとは言いません。
既にあるものをいかに組み合わせるか がアイデアや発想の元となります。
そこで重要なのは、決まりや常識にとらわれないこと。
誰も思いつかなかったような、でもこれアリだよね、と思える組み合わせがオリジナリティなのだと思います。
ステレオタイプを徹底して研究・・・:真島理一郎さん
出典:©Richiro mashima / IDIOTS
真島理一郎さんは、映像作家・アニメーション監督・映画監督。IDIOTS代表。元々はディベロッパーにて複合商業施設のプランニング、環境デザインに携わっていた経歴を持っています。
真島理一郎さんの名言
「ステレオタイプを徹底して研究した上で「ワンポイントの意外性」をつく」
真島さんといえば、『スキージャンプ・ペア』の映像が有名ですよね。
世界30カ国以上で上映。文化庁メディア芸術祭優秀賞。DVDシリーズは50万枚を超えるヒットとなりました。今見てもめっちゃ面白いです!YouTubeでもまだ動画が上がってますので、興味のある方はぜひ見てみてください。
アマゾンプライム会員なら「スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006」から予告編を見れます。
真島さんは、「見慣れたものを何か別の用途で使えないか」そんなことばかり考えるそうです。
ステレオタイプ、セオリー通りの展開の中に、意外な素材が組み合わさることで面白さが増幅されている。それがまさに真島さん作品の特徴です。
お人柄的にもいい感じで肩の力が抜けすぎていて素敵です。
●【クリエイター100選】第76回 真島理一郎(映像を作る人)
勇気を持って自分の意見をいう!:ロバートアッカーマンさん
ロバートアッカーマンさんは、アメリカ出身の演出家。ニューヨーク、ロンドンをはじめ世界の演劇シーンで活躍している。2008年に日本を拠点に活動する演劇ユニットthe companyを結成。
ロバートアッカーマンさんの名言
「勇気を持って自分の意見をいう!
それがクリエイティブなことをするときの極意なんだ」
最後はこの言葉で締めたいと思います。
勇気を持って自分の意見を言う、それが極意であり、クリエイターとしての存在理由です。
みんな初めに「何かを表現したい」という欲求があるから、クリエイターを目指します。
だからその衝動を表現すること、意見をいうことがクリエイティブの極意というわけです。
最後に
最近は、どんなビジネスマンにもクリエイティブな思考やデザイン思考が必要だと言われています。
そしてイノベーションを起こすヒントが、クリエイターの仕事術の中には沢山あります。
今回のクリエイターたちの名言から、学ぶことも多くあったのではないでしょうか。
読んですごい!で終わらせてたらいけないんですが、何ごとも知り、真似ぶ(学ぶ)ことが肝心です。
そして最後に個人的に大切だと思っていることを書きます。
「考えて考えて考え抜くこと!」
いくら考えても、どんなに考えても、考え足りない!!!
そんな時にふと、
天からアイデアが舞い降りてくるもんです。
以上、長かったけど終わり!
最後までお読みいただきありがとうございます。
追記:本格的にクリエイティブディレクターの脳の中をのぞいてみたい人におすすめ