「超」発想法:アイデアのフレームワークを創ろう

こんにちは、おるか(@dreamplanner197)です。

仕事で会社から「新しいアイデアを出せ!」なんて言われることありませんか?

発想法には様々な方法がありますが、ここでは野口悠紀雄さんの「超発想法」からアイデアを生むフレームワーク作りの方法を学びます。

2000年に刊行と中途半端に古いビジネス書ではありますが、そろそろ一周回っていい感じで名著、既に「発想術の古典」感が出てます。

ゼロからイチを考えるのが苦手、新しいアイデアが思い浮かばないなど、発想力に悩んでいる方は、ぜひ読んでみてくださいね。

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「超」発想法を書いた人

最初に簡単に著者の野口悠紀雄さんについて紹介します。

野口さんといえば、最近では早くから仮想通貨のビットコインに目をつけ紹介していますが、最初に知られるきっかけとなったのは100万部超えの超ベストセラーである「「超」整理法―情報検索と発想の新システム

その続編シリーズが今回紹介する「「超」発想法」です。

文庫でさらっと読めますが、なかなか読み応えのある内容なので簡単に要約して紹介したいと思います。

発想法の基本5原則

1)発想は既存のアイデアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし

2)アイデアの組み換えは頭の中で行われる

3)データを頭に詰め込む作業(勉強)がまず必要

4)環境が発想を左右する

5)強いモチベーションが必要

つまり発想の基本は、「情報を大量にインプットして、それを頭の中で組み換えること」そうすることによって新しいアイデアが生まれるということです。

ただ野口さんくらい頭がよければ、情報・データを頭の中に記憶しておけると思うのですが、普通はどんどん忘れてしまいますよね。

そこでおすすめなのが、ノート術を組み合わせるやり方。
デルフォニックス・ロルバーンを使ったノート術」という記事で紹介してるのであわせてご覧ください。

発想のフレームワークをつくる方法

次にアイデアを発想するためのフレームワークを作るためのコツ、そのエッセンスを箇条書きで紹介します。

・しりごみしないこと。出発点は模倣と割り切る
・自分は創造的な人間だと思っている人が創造的なコトを実現できる
・成功体験をたどる(ケーススタディで疑似体験してセンスを磨く)
・発想の条件は「求め、考え続けること」現役でいること、毎日作業をすること

模倣なくして創造なし!といったところでしょうか。これは本当にその通りで、様々なクリエイターが言及しており、この「おるかの!」でも何度か紹介しています。

【クリエイターの名言集】日本の有名クリエイターたちの成功方程式

2017.09.17

・発想の敵・・・権威主義、前例主義、出る杭を打つこと、思いこみ、独りよがり、勉強不足、マンネリズム、自信のなさから発想から逃げること、失敗を恐れること
・KJ法などの手法はあえて使わない、手法を使うことに意識がいって考えが妨げられるから
・発想は本来個人的、属人的におこなうもの、チームでやろうとするとうまくいかない(ただし企画にする段階ではチームもあり)

※KJ法は、ブレーンストーミングなどによって得られた発想を整序し、問題解決に結びつけていくための方法

個人的にはKJ法も役立つとは思うのですが・・・でもアイデアに煮詰まった時は手法にこだわらず一旦捨ててみることも大切。

何事も一つのやり方に固執しないことがコツということですね。

・マニュアル手法はコピー考案やテーマ探しには役立つ(マトリクス、チェックリスト)
・過去に解いた問題パターンを新しい問題に当てはめて解いてみる、それが組み合わせ力、モデルとは単純化抽象化したフレームワークのこと
・逆向き発想をする、結論から逆算して考えていく

成功した方法をたどって擬似体験することでセンスが磨かれます。天才以外は、初めからすごいアイデアマンなんて人はいません。

ケーススタディに学ぶことで発想のセンスを磨きましょう!

・頭で材料を一杯にしてから「歩く」
・事務仕事から離れられる集中できる時間と場所を確保する
・必要は発明の母、そういう状況(ピンチ)をイメージして考えてみる、もし~だったら・・・

緊張と弛緩。その繰り返しの中から、ふと良いアイデアが浮かんでくるものです。
それを日頃から意識的に行うことで、発想の筋肉が鍛えられます。

・ブレストは人選が重要、知的な集まりにすること
・草稿段階のものを読んでもらうことは非常に有益(ただし人を選ぶ)
・とにかく書き始めてみる、書くことで考える
・自主性に任せても創造は生まれない、スタイル、作法、定石は徹底して学ばせる
・遊ぶ、イタズラを考える、語呂合わせ、駄洒落

自分だけで考えず、人にどんどん頼りましょう!

先ほども言いましたが、天才でもない限り、一人ですごいアイデアをポンポンと生み出せる人はいません。

あなたの周りのアイデアマンも、きっとおしゃべり好きだったり、ユーモアが好きだったりするのではないでしょうか。

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まとめ:超発想法の感想

超発想法から改めて感じたことは、「モチベーション」と「環境」の重要性。

「発想力がある!」と自分自身は思い込んでるのですが、最近は逆にそれを当たり前のものと思いすぎているので少し反省。。。謙虚さ大事!

また新しいアイデアに対するモチベーションというか、発想への情熱が落ちていたので、この本を読んで改めて刺激を受けました!

あとは何才になっても、若い人と付き合ったり、文化に触れるという環境づくりが必要だと感じました。

まだまだ発想するぞ!

以上、おるかでした!

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