こんにちは、ノートをこよなく愛する おるか(@dreamplanner197)です。
ノートには数百という色々な種類があります。
またサイズや形状以外にも、コクヨ、マルマン、ツバメノート、ロルバーン、モレスキン、ロディアなど様々なメーカーがあります。
そんな数あるノートの中でも、ノートというツールのポテンシャルを最大限に引き出す「最強のノート」といえる一冊を紹介したいと思います。
目次
使いやすいノートの条件
ぼくはノートが大好きです。
常に使い続けているノートはロルバーンですが、一方でもっと良いノートはないか?と理想のノートと出会うために、10年以上、何十種類というノートを試しています。
その中で、自分が使いやすいと思うノートにはいくつか条件があります。
- 方眼タイプであること
- 書き心地がいいこと
- サイズが適正であること
- どんな状況でも書きやすいこと
1.方眼タイプはクリエイティブノートに最適
自分はノートを発想の道具として使うため、図やイラストもがんがん書きこんでいくので、方眼タイプのノートを昔から使っています。
ちなみに方眼ノートはここ数年大変人気があります。
2.書き心地は長く使うための必須条件
メモをとるだけなら、どんな紙質でも気にならないと思いますが、ノートを使い込むのであれば、書き心地は大事なポイントです。
特に近年は、フリクションボールペンで書きやすいノートを追い求めています。
3.サイズはA4の書類を挟めること
配られた資料やプリントアウトした書類をノートに挟んでも、はみ出さないこと。これ大事です。
あるテーマに対するメモと その資料は別々にしておくよりも、一緒にしておいた方が探す手間もなく、アイデアを考える際にも便利です。資料を別にしておくと、探す時間がもったいないし、その間に浮かびかかったアイデアが消えてしまうこともあります。
だから資料もノートに一緒に挟んでおくのがおすすめです。
でもノートからはみ出したり、無理やり収めるために折りまくるのは美しくありませんので、A4の紙が二つ折りできるA5サイズのノートがいいというわけです。
4.立っていても書きやすこと
ノートを書く場面は座っているときだけではありません。立っているときや机がないときもあります。
だから、ノートの表紙・裏表紙にある程度の硬さがあって下敷きなしでも書けること。
そして、ノートを半分に折り返した状態でも書きやすいことが大事です。
ノートを徹底的に活用するためには「検索性」が重要
ノートをただ記録するだけではなく発想のツールにするためには、ノートをデータベース化する必要があります。
その方法は「デルフォニックス・ロルバーンを使ったノート術」で解説していますが、ポイントは2つあります。
それは「一冊のノートに全てまとめること」と「後から見返したり探すのが容易であること」です。
「一冊のノートに全てまとめる」とは、仕事のアイデアや商談メモも、プライベートで考えたことや日記も、1種類のノート一冊にどんどん書いていく方法です。
あえて仕事用、プライベート用などでノートを使い分けしないことで、思わぬところで発想が繋がって面白いアイデアがひらめきやすくなります。
でもこの方法には一つ難点があります。
それは、ノートに書いたことを後から見直す時に、それが書かれているページを探すのが大変なこと。
数冊のノートであれば問題ないのですが、数十冊となってくると記憶だけに頼るのは限界があります。探すだけで何十分もかかってしまいます。
そこで自分は、ノートをインデックス化(ページ番号とタグ付け)して検索簿で管理しています。
でも自作しているので少々面倒なんですよね。。。
手間をかけてもメリットの方が大きいので続けていますが、本音を言うと少しでも時間を節約したい。管理のための時間はできるだけ減らしたいですからね。
だから「あらかじめページ番号やインデックス欄が印刷済みのノートがあったらな〜」とずっと思っていたんですよね。
そしたら何とあったんです!
Access Notebook (アクセスノートブック) 検索性を極めたノートブックこれが今回紹介するノート。文具王こと高畑正幸さんが開発した「AccessNoteBook(アクセスノートブック)」というノートです。
AccessNoteBook(アクセスノートブック)がおすすめの理由
AccessNoteBookは、文房具を愛するあまり、人生のほとんどを文房具に捧げてきた男“文具王”こと高畑正幸さんがプロデュースしたノート。
そしてパッケージには「検索性を極めたノートブック」の文字が!これは期待大です!!
ちなみに高畑さんは文房具好きの間では大変有名な方です。(高畑の読み方は「たかばたけ」です)
>>>高畑さんの書籍「究極の文房具カタログ」も楽しいです。
AccessNoteBookを一言で表すと「日本一文房具を愛する人が徹底したユーザー目線で作ったノート」といえるのではないかと思います。
ちなみに僕が参考にしている文房具の専門家には、高畑さんの他に土橋正さんという方もいます。興味のある方はお二人のホームページをご覧ください。色々ワクワクするはず・・・
AccessNoteBookのここがすごい!
ページ番号が印刷済み!
ページ番号は普通のノートだとページの隅に印刷されていますが、これは番号が中央に配置されています。つまりページをめくる親指の先にページ番号があるということ。
これの何がいいかというと、親指でページをめくりつつ親指の先の数字を目で終えるから、自分の見たいページがすごく探しやすいんです。
人の自然な動作と視線の動きが計算された人間工学的な作り! なんてことを思っていたら、高畑さんは工学部出身なんですね。
しかも、表紙に指かけがあるのでページがめくりやすい!
これちょっとしたことですが、利便性は大違い。嬉しい心遣いです。
さらに、裏表紙が折れるから片手でもめくりやすい!
これでハードカバーの弱点であるページのめくりにくさも解決!
これはノートのヘビーユーザーじゃないと気がつかない細やかな配慮だと思います。
いっそハードカバーの本も全てこうして欲しいくらいです。
検索性に優れたインデックスページ
ノート部分は200ページあるのですが、それに対応した目次ページが200行印刷されています。
日付、タイトル、ページ番号などを記入することができます。これがあることで検索性が向上するだけでなく、ノート全体の内容を一覧化できます。
これ、まさに自分がロルバーンで作っていたやつです!これでノートのデータベース化が可能になります。
自分は手作りでロルバーンノートの最初の数ページを目次ページにしていましたが、これならあらかじめ印刷されているのでめっちゃ便利。
しかも、サイドインデックスがあるので利便性はさらにUP!
最初の1ページ目の中表紙にあるサイドボックス(商談メモ、プロジェクトA,Bと書いてる部分)にジャンルなどのタグを記入して、各ページのボックスにも対応する目印(画像の青丸)をつけておけば、プロジェクトやジャンルごとにページを簡単に探すことができるんです。
これは「思考のデータベースとしてのロルバーンノート活用術」で書いた「タグ付け」にあたります。
しかも単に文字でタグ付けするのではなく、視覚的にできるので閲覧性が倍増した感じです。ほんとかゆい所に手が届く。
これを応用するとノートを辞書や事典として機能させることができます。
だから学生さんが自分のノートを参考書化したい場合なんかにもおすすめです。
きっとあなたの秘伝のノートになることでしょう。
使いやすいノートの条件も満たしている!
もちろん先に紹介した「使いやすいノートの条件」も満たしています。
安定の5mm方眼!
そしてセンターマークがあるのも何気に嬉しいです。センターマークは左右14マスつまり7cmのところにあります。
図や表を書くときに、わざわざ端からマス目を数える必要がなくなるので大変便利です。
書き心地がいい!
フリクション(消えるボールペン)でも書きやすいかどうかって意外と大事です。
フリクションはインクのノリがよくないので、なるべく使いたくないのですが便利さにはかないません。でもフリクションでも書き味の良いノートって、中々なくて不満だったんですよね。
その点AccessNoteBookは、なにげに紙の繊維の目が細かくて大変なめらか。フリクションでも書きやすくてポイント高いです。
サイズが適正(A4用紙を挟める!)
このノートはA5サイズよりも上下左右が約1cmずつ大きくなっています。だから見開きにするとA4用紙がはみ出さずぴったり収まります。(写真の黄色部分がA4用紙の外枠です)
しかも肝心のページ番号を隠さないサイズになっているので、いちいち用紙の端をハサミで切ったりする必要もありません。スッキリ収まり非常に快適です。
ちなみにもっと小さいノートがいいなという人には携帯に便利なポケットサイズもあります。
「アクセスノートポケット AccessNotebookPocket 黒」
(サイズ:約168mm×98mm)
どんな状況でも書きやすい!
表紙・裏表紙はハードカバーで硬さは十分!
でもロルバーンノートと比べて唯一心配していた点があります。
それは製本がリングタイプではない点。
通常ハードカバーでリングタイプではないノートの場合、半分に折り返して使うことが難しいです(正確にいうと半分に折り返す事はできても元に戻る力が働いて片手で立ちながら書くのが難しい)。
でも実際に使用してみると下記の写真のように全く問題ありませんでした↓
綺麗に折り返すことができて、片手で持ちながらでも書くことができました。
なぜハードカバーなのにリングタイプのように折り返せるかというと、AccessNoteBookは特別に「PUR製本」という技術が採用しているからだそうです。
この製本法は、背の柔らかい無線綴じの一種で、広く柔軟に開くことができ、全てのページが均等に開くので、どのページでも使用感が変わらないのが特長
だからリングタイプではないにもかかわらず、、最初のページでも最後のページでも開きが同じでいつも書きやすい。ノートを半分に折り返して使っても大変安定しています。
またその他にも、ロルバーンと同じく「透明ポケット」と「ゴムバンド」も付いています。
ただし透明ポケットは1ページ分しかないので、5枚分付いているロルバーンよりは少ないです。でも個人的には十分です。
まとめ:ノートを徹底的に活用したい人にはベストな選択
AccessNoteBookを使った感想は、とにかくかゆいところに手が届きまくったノートということ!
きめ細やかな機能や配慮は、文房具好きなら感動モノではないでしょうか。
ちなみにカラーはブラック・グレー・ホワイトの3種類。
デザインはシンプルすぎる位シンプルです。
デザインは好みによるところが大きいのでなんとも言えませんが、まあ地味なくらいシンプル。
でもシンプルイズベストと言いますし。確実に言える事は、ビジネスには絶対無難に使えます。またステッカーを貼るなどカスタマイズしたい人にもいいかも。
機能性を極めたこだわりがかっこいい。
とにかくノートを便利に使うという目的、機能性と検索性を極めることだけに振り切ってる一品です。
表紙の指かけとか、折れる裏表紙とか、とにかくかゆい所に手が届く!
文具好きなら共感しまくりのノートだと思います。
そりゃデザイン性や嗜好品としての魅力ならモレスキンでもロディアに負けますが、利便性に振り子を振り切ってるのが逆にかっこいい。開発者の高畑さんのノートへの愛を感じます。
ただ少し残念なところが一つだけあって、それはノートにしてはお値段が高いところ(2,500円位)
ただし価格については考え方次第。比較するノート次第といったところでしょうか。
そもそもモレスキンとか海外ものだと普通に2〜3,000円しますからね。ノートに1,000円以上かけたくない人には必要ないかもしれませんが、お値段以上の価値は必ずあると思います。
長年、数多くのノートを試してきましたが、ノートを最大限に活用したい人・機能性を極めたい人には「最強にして最高のノート」だと思います。
日本一文房具を愛する人が徹底したユーザー目線で作ったノート、試す価値ありです。
Amazonでみる
>>>Access Notebook (アクセスノートブック) 検索性を極めたノートブック
動画でも詳しい解説がありますよ〜
以上、おるかでした!
ポケットサイズはこちら↓
(ちなみに、ぼくはロルバーン愛が強すぎてAccessNoteBookは企画考案専用ノートにしています。普段使いはロルバーンのままです^^)