乃木坂46のアニメ・映画 主題歌の評判 〜映像タイアップとの親和性〜

乃木坂46の21枚目シングルの新曲「空扉」が、この夏公開のアニメ「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」主題歌に決定しました。

乃木坂46の楽曲は様々なCMやキャンペーンに使われていますが、初期の頃からあったのがアニメとのタイアップです。

本記事では、乃木坂46のアニメや映画とのタイアップ曲を紹介します。

また、なぜ乃木坂46楽曲が映像コンテンツの主題歌に使われるのか?

その理由を考察します。

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乃木坂46の楽曲が使われたアニメ、映画まとめ

1.「指望遠鏡」:マギ

作詞:秋元康 作曲:北室龍馬
編曲:木村有希 MV監督:丸山健志

「指望遠鏡」は、2012年発売の4thシングル「制服のマネキン」のカップリング曲です。

この曲はテレビアニメ「マギ」の第1期エンディングテーマソングに使用されました。

「マギ」が週刊少年サンデー連載の累計発行部数2300万部の人気コミック。

乃木坂46としては初のアニメタイアップ曲。

しかし人気作のアニメのテーマ曲とあって、原作ファンからは「イメージと合わない」などの批判もあったようです。

アイドルのタイアップの宿命ですね。。。

今ならメンバーにアニメ好きが多かったり、マニアな趣味を持ってることが知られてきているので、当時よりはアニメファンからの拒否反応も少ないんじゃないかと思います。

あと個人的感想になりますが、曲自体めっちゃ好きです(特に離島で撮影されたMVは雰囲気があって必見!

ちなみにアニメ「マギ」は、Amazonプライムビデオで無料で視聴できます。

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2.「ここじゃないどこか」:うさぎのモフィ

作詞:秋元康 作曲:大藤史
編曲:京田誠一 MV監督:岡川太郎

「ここじゃないどこか」は「指望遠鏡」と同じく「制服のマネキン」のカップリング曲。

2012年にNHK BSプレミアムで放送された「うさぎのモフィ」のエンディングテーマソングに使用されました。

「うさぎのモフィ」は、コットンで作られた可愛らしいキャラクターが動くコマ撮りアニメーションで、今も長く愛されているコンテンツですね。(2018年時点で、Eテレで毎週月曜の夕方に放送しています)

そして「ここじゃないどこか」と言えば、何といっても「生生星」のユニット曲!

MVでは、まだ10代だった生駒里奈さん、生田絵梨花さん、星野みなみさんが印象的です。

「うさぎのモフィ」は、Amazonプライムビデオで見ることができます。

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3.「月の大きさ」:NARUTO

作詞:秋元康 作曲:古川貴浩
編曲:古川貴浩 MV監督:大久保拓朗

「月の大きさ」は、2013年発売の7thシングル「バレッタ」のカップリング曲。

人気アニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の第14期オープニングテーマソングに使用されました。

これまた大人気シリーズの主題歌に大抜擢だったため、アニメファンからは風当たりが強かった模様。

ナルトのテーマソングといえば、FLOW、アジアンカンフージェネレーション、サンボマスター、いきものがかり、秦基博、NICO Touches the Walls などなど名だたるアーティストが歌ってるので唐突感は否めなかったかもしれません。

とはいえOPアニメの補正もあってか、意外と良かった という声もあったようですね。

アニメに合っていたかは別として、独特な雰囲気を感じさせる この曲は乃木坂の中でも結構好きです。時代劇調のMVはもっと好きです。

「ナルト」の過去作品は、Amazonプライムビデオで無料で視聴できます。(ちなみに「月の大きさ」が聞けるのは、忍界大戦編(4)シーズン16のエピソード38からです。

「ナルト疾風伝」過去作を無料で観る

4.「今、話したい誰かがいる」:心が叫びたがってるんだ。

作詞:秋元康 作曲:Akira Sunset、APAZZI
編曲:Akira Sunset、APAZZI MV監督:萩原健太郎

続いては、2015年発売13thシングル表題曲「今、話したい誰かがいる」。

映画『心が叫びたがってるんだ。』、通称「ここさけ」のED主題歌に起用されました。

ご存知の方も多いとは思いますが『心が叫びたがってるんだ。』は、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のメインスタッフによって劇場版オリジナルアニメとして制作されました。(埼玉県秩父市の聖地巡礼も話題になりましたね。

透明感のある曲調と少しせつない歌詞は、爽やかな感動と青春感を感じさせる映画の内容にもマッチしていて好評でした。

乃木坂46のグループイメージにもバッチリ合っていたように思います。

ちなみにMVの解説記事は「【乃木坂46MV解説&考察】白石麻衣「今、話したい誰かがいる」で魅せるモデルっぷり」をご覧くださいね。

映画「心が叫びたがってるんだ。」は、Amazonプライムビデオで見ることができます。

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5.「いつかできるから今日できる」:あさひなぐ

作詞:秋元康 作曲:Akira Sunset、京田誠一
編曲:京田誠一、Akira Sunset MV監督:高橋栄樹

2017年発売19thシングル表題曲「いつかできるから今日できる」は、メンバーも出演する映画「あさひなぐ」に使用されました。

この曲は「今、話したい誰かがいる」と同じAkira Sunsetさんが作曲している青春感溢れる応援ソング。

エンディングでイントロが流れた瞬間、爽やかな感動を誘い涙が溢れます。

当たり前ではありますが、やっぱり作品とグループイメージがマッチしたタイアップだと評判もいいですよね。

ただ映画で聴くと楽曲の良さも倍増なのですが、インパクトが強い曲というよりはEDMとストリングスが印象的なミドルテンポの曲なので、テレビパフォーマンスだとその良さが伝わりきらないのがもったいない感じもしました。

イントロから洋楽っぽい音で、きっと音楽好きも満足な一曲です。ヘッドホンでじっくり聴きたい曲ですね。

【関連記事】
映画「あさひなぐ」部長 野上えり役は誰?伊藤万理華さんの演技力がすごい!

映画「あさひなぐ」は、Amazonプライムビデオで見ることができます。

「あさひなぐ」を観る

6.「空扉」:七つの大罪

作詞:秋元康 作曲:FURUTA&Dr.Lilcom

2018年8月発売の21stシングルのカップリング曲「空扉」が、劇場版アニメ「七つの大罪 天空の囚われ人」主題歌に決定しました!

「七つの大罪」は、「週刊少年マガジン」で2012年から連載の鈴木央(すずき・なかば)さんのマンガが原作。テレビアニメも放送されています。

アニメの主題歌となると原作ファンからの評判も気になるところですが、どうやら作者の鈴木さんは乃木坂46のようで、空扉のセンター・梅澤美波さんは舞台版の主演もつとめるということもあり、コラボへの本気度が伺えます。

爽快感のあるなかなか良さげな曲で、MVも楽しみです。

21stシングルの解説「乃木坂46「ジコチューで行こう!」感想と評価|歌詞・楽曲解説と考察」もご覧くださいね。

TVアニメ版「七つの大罪」の過去作品は、Amazonプライムビデオで無料で視聴できます。

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番外編

アニメ、映画ではありませんが、テーマソングに起用された楽曲を紹介します。

・「太陽ノック」:テレビドラマ「初森ベマーズ」オープニングソング

・「悲しみの忘れ方」:映画「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」主題歌

・「女は一人じゃ眠れない」:映画「ワンダーウーマン」日本版イメージソング

今後も映像コンテンツとのタイアップが楽しみですね。

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乃木坂46がアニメ・映画の主題歌に使われる理由

乃木坂46は初期の頃からアニメ・映画の主題歌、タイアップに使われることが多いのですが、その理由を考察してみたいと思います。

①所属レーベルの強み

乃木坂46のレーベル会社は、ソニー・ミュージックエンタテイメントです。

多くの音楽、映像コンテンツ企業を抱えるソニーグループなので、タイアップが取りやすいという側面があります。

実際にアニメのタイアップは、ソニー・ミュージックエンタテイメントの子会社でアニメを中心とした映像作品の制作会社アニプレックスの関連です。

またソニーは東宝との関係も深く、「あさひなぐ」や「悲しみの忘れ方」は東宝映像事業部の配給となっています。

②映像コンテンツへの真摯な姿勢

乃木坂46は当初より、MVや個人PVなど映像表現にこだわりのあるグループでした。

若手クリエイターや映像監督を起用して自由に撮らせるなど、実験的かつクオリティの高いMVやPVはファンの間では評判ですよね。

「乃木坂46と映像」については、雑誌MDNの特集が必見!

ファンならば絶対に読むべきです。

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③メンバーの親和性

乃木坂46のメンバーは、映像表現との親和性が高い。

その要因の一つは、乃木坂46メンバーの特徴として一般にイメージされるアイドル的な個性(押し出しの強さやインパクト)が弱く、透明感のあるメンバーが多いからだと思います。

透明で真っ白なキャンバスゆえに、何色にも染まれる強みがあります。

また歌声とボーカルミックスのバランスも綺麗で透明感があり、どんな作品にもマッチするのだと思います。

(余談ですが大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」は、もちろん新海誠監督の表現も素晴らしいのですが、映画としては良くも悪くもRADWIMPSのMV状態。ミュージシャンの個性が作品を引っ張っているパターンとも言えますよね

個性が強くないことは弱みでもありますが、作品を主役にするという意味で”強み”であり”武器”になっていると言えるのではないでしょうか。

まとめ:今後のタイアップへの期待

今は所属レーベルであるソニー関連の制作会社やプロデューサーの秋元康さんの人脈によるものと思われるタイアップがメインです。

また先ほどは「個性が強すぎないことが弱みであり”強み”」と言いましたが、決して個性がないわけではなく(むしろ実は個性の強いメンバーが多い)、グループのイメージ戦略として統一されている結果です。

しかし最近はメンバーの個人活動も増えて、ファン以外の人に目が触れる場面、一人ひとりの個性を発揮する機会も急激に増加しています。

そういった活動の中で「人気のアイドルだから」ではなく、「この人だから」という理由での起用も増えてくるのではないかと思います。

(舞台やミュージカルで活躍するメンバーを見ると、間違いなくそうなると思います

【関連記事】
乃木坂46 生田絵梨花ミュージカル&舞台|評判とその魅力

そうなった時、コネによるタイアップだけではなく、乃木坂46じゃないと表現できないタイアップが今後さらに増えてくるのではないでしょうか。

以上、おるかでした!

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