仮想通貨元年と言われた2017年。
あるアンケート調査によると、ビットコインの認知度は8割を越えるとも言われています。
世間では、すごく儲かったとか、暴落したとか投資商品の側面しかクローズアップされていませんが、そもそもビットコインとは何かご存知でしょうか?
本記事では、ビットコインの誕生から現在に至るまでの歴史を順を追って解説しています。
そして過去からの価格推移を検証することで、今後の将来性についても考察できるのではないでしょうか。
目次
ビットコインの歴史~誕生から最新情報まで~
賢者は歴史に学ぶという言葉があります。
ビットコインの過去の歴史、価格推移を追っていくことは決して損することはないでしょう。ちゃんと振り返ってみると単純に面白いです。
そして、もし投資を考えている方にとっても、知識を学ぶことは将来を予測する上できっと役に立つのではないかと思います。
2009年・・・ビットコイン誕生
ビットコインは、サトシ・ナカモトと呼ばれる人物が発表した論文に基づいて、2009年1月に始まりました。(ブロックチェーンの最初のブロックが誕生)
ちょうど2008年9月、リーマンショックにより市場が崩壊して、資本主義経済の信頼性が失われかけていた数ヶ月後に運用が開始されているんですね。
お金という皆んなが信じていたものの価値が疑われ始めた時期に重なるように始まったことは、大変興味深いです。
そしてこの年、ビットコインによる送金、法定通貨との交換取引も行われました。
ちなみに初めて値がついた価格は、1ドル=1,309BTC。
なんと日本円で1BTC=約0.07円。
今でいう草コインと同じレベルの価値しかなかったんですね。
2010年・・・取引所とマイニング
この年、後に不正流出問題で有名になるマウントゴックスがサービスを開始。
ちなみにマウントゴックスは元々、トレーディングカードのオンライン交換所だったそうです。
そして世界で初めて、ビットコインのマイニングが成功する年でもあります。
また有名な逸話として、ピザ2枚(約2,500円)が10,000BTCで買われ、実店舗での最初の決済が行われました。(タレレバですが、その時のピザ2枚は、なんと今なら100億円分の価値があったということに!
2011年・・・最初のバブル
日本では震災が起こったこの年、ビットコインは1BTC=1,489円と最初のバブルを迎えます。
初値から約2万倍の上昇ですね。
この頃には、日本で初めてのビットコイン取引所(マウントゴックス)が誕生します。
震災や原発問題など、既存の価値観が揺らいだこの時期。中央集権に頼らないビットコインの「分散」「オープンソース」「自治」といったキーワードは、新しい世界を期待させるものだったことは間違いないでしょう。
2012〜13年・・・脅威の存在として
前年のバブルにより、TIME誌といった大手メディアに取り上げられるようになった一方で、違法取引などダークマーケットで悪用される存在としても注目されます。
FBIや国家・政府といった既存勢力から目をつけられる存在となり、アメリカでは実際に違法取引をしていた闇サイト運営者が逮捕される事件が起きます。
中国でも金融機関によるビットコイン取引が禁止される一方で、ビットコインはこの年に史上最高値(1BTC=約12万円)をつけています。
(ちなみに個人的には、この年初めてビットコインの存在を認識。「なんか怪しそうな代物だけどちょっと買ってみようかな?」と迷っている間に例の事件が発生します!!
2014〜15年・・・混乱と停滞
2014年3月、当時世界最大の取引所となっていたマウントゴックス事件が発生。ハッカーによる盗難を受け、取引所を閉鎖します。
怪しそうな代物だったビットコインはやっぱり怪しかった・・・
一般的にはそんな認識が蔓延する一方で、実はこの頃、様々な民間企業がビットコインの関連のサービスを開始しています。
例えば、米マイクロソフトはビットコイン決済をテスト的に開始しています。ビットフライヤーやザイフなど、現在大手国内取引所となっているサービスもこの頃に開始されています。
怪しげな投資商品という一般認識とは別に、ビットコインを支えるブロックチェーン技術などの可能性はますます注目され支持されていたことが分かります。
>>>「仮想通貨の仕組みを勉強しよう「ブロックチェーン技術って何?」」
2016〜17年・・・ビッグバン
2016年も引き続き停滞感のあったビットコインですが、地道にかつ確実にすそ野を広げていきます。
国内ではマウントゴックスの記憶と閉塞感が薄れていく一方、マイニングによる報酬は半減されるなど採掘による先行者利益は徐々に失われていきます。
それでも投資という側面では一般人からも注目が高まり、2017年初頭にビットコインは2013年以来の史上最高値をつけることになります。
その後のお祭り騒ぎは記憶に新しい方も多いでしょう。
ほぼ右肩上がりで上昇を続け、2017年末には1BTC=200万円を記録します。
そして翌2018年早々に、再びバブルは弾けます。
その後、下げ止まりを見せるもバブルの熱気はすっかり冷めて現在に至ります。
ビットコインの価格推移
ビットコインの価格の推移は、暴騰と暴落の繰り返しです。
そして今のところは、右肩上がりで価値を増大させています。
詳しい値動きは「仮想通貨はもう儲からない?いくらまで上がるのか?〜その買い時と潮時〜」をご覧ください。
2018年〜今後のビットコインはどうなるのか?
結論から言うと、ビットコインの価格が今後どういう値動きになるのかは分かりません。(ここまで記事を読んでいただき、答えを期待していた人は申し訳ございません。。。
でも恐らくビットコインが誕生した2009年から、どの時点においても価格を正確に予測できた人はいなかったことでしょう。
まさか何万倍にも価格が値上がりすると思っている人はいなかったでしょう。
よって投資という点においては、必要以上に期待を持ってはいけませんし、逆に悲観しすぎることもないと思います。
ただ一つだけ確実に言えることがあります。
そして、ビットコインやその他の仮想通貨に使われている技術は、今後も発展し浸透していくと言うことです。
以上、おるかでした!
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