次世代の仮想通貨ウォレット「Ginco」の iOS版がリリースされました。
早速ダウンロードしてみたので、
その特徴、登録方法と使い方を解説します。
目次
仮想通貨ウォレット「Ginco」の特徴とは?
Gincoとは、スマートフォンで安全に仮想通貨を管理できるクライアント型のウォレットアプリです。(読み方は「ギンコ」!
クライアント型とは、ウェブウォレットと比べてハッキングなどで仮想通貨を失うリスクが低いというメリットがあります。
スマートフォンで使えるアプリなので、ハードウェアウォレットと比べて初心者の方やパソコンを持っていない方でも、簡単に仮想通貨を管理することができます。
また利用者同士で直接送金ができるので、取引所などを経由するよりスムーズに送金することができます。
「Ginco」に注目する理由
アプリで簡単に個人同士が送金・入金できるという点では、LINE Payなどに似ていますね。
私がGincoに注目する理由は、仮想通貨を気軽に実用的に使うことを促進させるツールになる可能性があると思うからです。
正直、仮想通貨で決済したり、友達に送金したりという使い方をしている人は、現時点ではほとんどいないと思います。
でも一方で、現金を使わずにお金のやり取りをしたいという需要は確実高まっている訳です。
事実、CashやPolcaといったスマホアプリが話題となり、さらにLINE Payを使っている人も増えています。
さらには楽天やメルカリが仮想通貨事業に参入を表明するなど、ようやく取引所以外の実用性という面で仮想通貨の利用を促進するサービスが始まる流れが出てきました。
そんな中、いち早くスマホウォレットをリリースしたGinco!
今後ウォレット機能の充実以外にも、仮想通貨の購入・両替やデビッドカード機能などサービス拡充も予定されているとのことで、期待が膨らみます。
「Ginco」を提供する会社は?
Gincoは、株式会社Ginco(ギンコ)という会社が開発、提供しています。
同社は2017年12月の設立。代表取締役の森川夢佑斗氏は、京都大学在学中にブロックチェーン技術を活用したプロダクト開発やコンサルティングを行うAltaAppsを創業し、『ブロックチェーン入門』などの著書もある。
2018年1月には、投資ファンドのグローバル・ブレインから総額1.5億円の資金調達をしたことでもニュースとなり、今注目されているサービスです。
「Ginco」の安全性と使い勝手は?
Gincoは高水準のセキュリティを謳っています。
その鍵となるのは、「クライアント型方式」と「独自の暗号通信」。
仮想通貨の安全な管理方法は、自分が使っている端末しか資産のアクセス権がないクライアント型方式のウォレットで管理することです。
逆に取引所のウォレット、ウォレット開発会社がサーバで管理しているウォレット、ウェブウォレットは、他者がアクセスできる可能性が高く安全面に不安が残ります。
ちなみに仮想通貨のウォレットはざっくりと以下の4種類があり、下のものほど安全性が高いと言われて言います。
- 取引所
- ウェブウォレット
- ソフトウェアウォレット
- ハードウェアウォレット
Gincoは3のソフトウェアウォレットの一種です。
個人が手軽かつ安全に使えるウォレットとしてはかなりいい感じなのではないかと思います。
「Ginco」の使い勝手は?
Gincoは、シンプルかつスマホに使いやすくデザインされた画面(インターフェイス)になっています。
使いやすさって重要ですよね。
仮想通貨のウォレットを作るのって、やはり多少の知識や勉強が必要です。
もちろん自分の資産を守る訳ですから、当然勉強くらいは・・・という考え方もありますが、簡単かつ安全であることに越したことはありません。
例えばハードウェアウォレットは、安全面ではかなり高いといえますが、設定が面倒ですし利便性は低いです。例えるなら「金庫」ですかね。
対してGincoは持ち歩ける「財布」といったところでしょうか。
しかも説明書いらずで簡単に使い始めることができます。(Ginco自身は「仮想通貨時代の銀行」を目指しているそうです。確かにネット銀行のスマホアプリくらいの手軽さがあります
ウォレットで管理できる通貨の種類も順次拡大中!
今後、多くの通貨の取り扱いに対応していくそうです。
また、仮想通貨の両替、デビッドカード・決済機能、ICO投資対応なども今後順次追加されていくそうです。
「Ginco」の対応通貨
現在、Gioncoで管理できる対応通貨は12種類あります。
・Ethereum(ETH)
・Bitcoin(BTC)
・Augur(REP)
・DigixDAO(DGD)
・TRON(TRX)
・OmiseGO(OMG)
・0x(ZRX)
・EOS(EOS)
・Kyber(KNC)
・Zilliga(ZIL)
・Status(SNT)
・Decentraland(MANA)2018年4月26日現在
今後さらに、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)なども追加される予定とのことです。
ポートフォリオ機能も便利
さらに総残高と日本円換算での資産を確認できるポートフォリを機能にも対応。
今後さらに対応通貨が増えれば、資産管理という意味でも、Ginco一つで完結できそうですね。
「Ginco」の登録方法〜解説〜
(1分で終わります!)
まずGincoをダウンロードします。
Ginco – 仮想通貨ウォレット – Ginco Inc.
1)アプリを開いて「今すぐ始める」を押します。
2)次に「6桁の暗証番号」を設定します。そして「ユーザー名」を入力します。
3)利用規約を読んだらチェックして、「Gincoを始める」ボタンを押します。
これで完了です!
(とても簡単でほんと1分もかかりません!
「Ginco」の使い方
登録をしてアプリを開くと次のような画面が開きます。
1)仮想通貨を送金したい場合は、「送金する」を押します。
すると下記のような画面になります。
この画面で送金先のQRコードをスキャンします。もしくは「写真から選択」からQRコードを読み込むこともできます。
アドレスをコピペする場合は、コピーした後に「アドレスの貼り付け」を押すとペーストされます。また「入力画面を開く」を押すと直接入力することも可能です。
このように送金アドレスの入力方法ひとつとっても、かゆい所に手が届いており非常に使い勝手に優れています。
2)入金する場合は、下記のトップ画面から「受け取る」を押します。
すると入金アドレスが表示されます。
このQRコードを友達に読み込んでもらうだけでOK!
簡単に入金のやり取りができます。
3)あとプロフィール設定から、ニックネームをつけたり、アイコンを設定することもできます。
ペンギンにしてみた!(ちなみに「おるか」はシャチのことなんですが・・・一応海の生き物ということで
4)忘れずにセキュリティ設定もしておきましょう。
Touch ID(指紋認証)に対応しているので安心ですね。
5)あと「バックアップを実行」を押して、必ずバックアップキーを作成・記録しておきましょう。
これでスマホを落としたり、機種変更する時などに備えることができます。
「次へ」進んでバックアップキーを作成します。(バックアップキーは秘密鍵のようなものです。絶対忘れちゃダメなやつ!
バックアップキーを記録する時は、紙とペンで記録するように推奨されます。
(こういった所からも安全性に配慮した設計であることが分かりますね
ちなみに
メモなんて「めんどくせ〜な」とスクショしようとすると
はい、すみませんでしたm(_ _)m
このぐらいしっかり注意を促してくれると、初心者の方にも、慣れた方にとってはありがたい!
ちなみに私のバックアップキーを画面でお見せすることはできませんが、Gincoのバックアップキーは英数字ではなく、12の単語を組み合わせた日本語で構成されています。
英数字か日本語かによる違いは・・・例えば4桁の暗証番号の場合で説明すると
・英字+数字36文字だと、36の4乗で、約167万種類の組み合わせ
・ひらがな46文字だと、46の4乗で、約447万種類の組み合わせ
暗証番号やセキュリティキーと言えば、だいたい英数字が一般的ですが、日本語の方が実はセキュリティが強いのかな? ハッカーは何となく外国人の方が多いイメージですし??
→これはプログラムに詳しくない素人の発想なので参考にしないでください。誰か詳しい方教えてください
参考記事
>>>「数字・英字・かな文字を用いた暗証番号における安全性評価」
まとめ:モバイルウォレットの決定版になる可能性
Gincoの特徴をまとめると
・高水準のセキュリティ(クライアント型方式と独自の暗号通信)
・スマホに最適化された使いやすい操作画面
・今後様々な機能が拡充予定!
という感じです。
そして何よりも、常に持ち歩くスマホで使える!というのは、気持ち的にも安心感があります。
(だからと言って必ずしも安全とは限らないですが・・・
ウォレットのスマホ対応というのは、仮想通貨が日常に普及していく上で、欠かすことができないと思いますので、Gincoには今後も注目していきたいと思います。
また今後、多様な仮想通貨・トークンへの対応、仮想通貨の購入・両替・ICO投資対応、デビッドカード機能など決済対応も予定されています。
まだまだ発展途上中のGincoではありますが、今後「モバイルウォレットの決定版」となる可能性がある!と実際に使ってみて感じました。
以上、おるかでした!
セキュリティ重視で取引所を選びたい方へ
最近は、Gincoのようにセキュリティ・ファーストのサービスが増えてきていますね。
セキュリティを重視している仮想通貨取引所を知りたい方は、下記の記事をご覧くださいね。
>>>「BitTrade(ビットトレード)」の評判と登録方法
中長期向け仮想通貨の紹介
「【2018年】これから儲かる仮想通貨「NEO」の買い方と今後の予想」
「仮想通貨イーサリアムはどこまで上がるのか?ETHの将来性にかけてガチホし続けた結果・・・」
「中長期で儲ける!仮想通貨「XRB」の将来性と買い時〜2〜3倍の安定運用派の方へ〜」
「短期で100倍!? 仮想通貨「XP」の買い方と将来性」
「実用性の仮想通貨「APPC(アップコインズ)」の将来性と買い方」
「仮想通貨「QLC(Qlink)」の特徴と買い方、今後の将来性」