「仮想通貨は、分散投資と集中投資のどちらがいいの?」
そういう質問をよく聞きます。
本記事では、仮想通貨投資における分散投資と集中投資のメリット・デメリット。
また過去の実績から どちらの投資法が優れているのかを解説します。
目次
仮想通貨の分散投資と集中投資。より儲かる投資法はどっち?
結論を先に言います。
それは
「集中投資」です。
ただし前提として、2018年現在の結論であることにご注意ください。
今後、仮想通貨の市場環境の変化によっては、変わる可能性もあります。
また、一言で集中投資といっても少しコツがあります。
この後、解説していきますので興味があったらご覧ください。
それでは、まずなぜ集中投資の方が優れているのか?
その根拠を分散投資と集中投資のメリット・デメリットをあげて説明します。
細かい説明を抜きにして、どうすればいいのかを先に知りたい方は、下のリンクをから先に飛んでくださいね。
>>>「結論:より確実な仮想通貨の投資法は?」
分散投資のメリット・デメリット
ここでは、一般的に言われる分散投資のメリットから説明します。
その上で、仮想通貨独自の特徴を交えて詳しく解説いきます。
分散投資のメリット
分散投資のメリットは、値下がりのリスクを分散できる点にあります。
投資の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があるように、一般的には一つの仮想通貨に投資するのはリスクが高まると言われています。
分散投資のデメリット
分散投資のデメリットはメリットの逆。
リスクが低減できる分、リターンも小さくなります。
また5銘柄、10銘柄と複数のコインを管理するのは大変です。
いつも投資に集中できる環境にある人ならば問題ありませんが、普通の人ならば常に投資に時間を取れることは難しいと思います。
実際にやってみると分かるのですが、段々と面倒になって放置してしまい、売り時を逃して損してしまうということも起こります。
仮想通貨における分散投資のポイント
先ほど分散投資の一般的なメリットとして、値下がりのリスクを低減できると言いました。
しかし!
それは仮想通貨投資においては必ずしも当てはまりません。
理由としては、現状の仮想通貨の値動きは基本的にビットコインに連動する傾向があるということ。
株の場合は、複数分散投資すれば、片方の銘柄が値下がりしても、もう片方の銘柄が値上がりするケースもあります(輸入企業と輸出企業、内需と外需etc)
しかし仮想通貨の場合は現状、ビットコインが値下がりすれば、他のコインも値下がりすることがほとんどです。(逆に値上がりすれば、概ね他のコインも値上がりする
よって仮想通貨投資においては、コインを分散しても「下がるときは全てのコインが下がる(逆に上がるときは全て上がる)」という点に注意する必要があります。
もちろんコインの種類によって、値動きの大きさに違いはあります。
だからもしリスクをコントロールしたいなら、値動きの大きいコインと値動きの小さいコインに分散するとよいでしょう。
例えば、ビットコインなど時価総額上位のコイン(より値動きが小さい)+ より時価総額の低いコイン(値動きが大きい)という組み合わせです。
ただし!
より値動きが小さい時価総額上位のコインといえども、他の株などの他の投資商品に比べると、非常に激しい値動きのため、ほとんど意味がないと個人的には思います。
(仮想通貨投資は基本的にハイリスク・ハイリターンということをよく覚えておきましょう
よって、そもそも仮想通貨を買うと決めた時点でハイリスクを取ることになるのですから、焼け石に水程度の分散投資をするなら、多くても2、3銘柄のコインに集中投資をした方が結果的にはよいのではないかと思います。
またリスクを減らすという点では、仮想通貨に全て資産を集中させないようにする方が大切です。
現金+ドル・ユーロ+株式+仮想通貨などのように、他の投資商品と分散することをおすすめします。(それぞれの比率は、自分のとれるリスクに応じて調整します
集中投資のメリット・デメリット
集中投資のメリット
集中投資のメリットは、値上がり分が丸々儲けになること。
そして、管理がしやすいので売り時を逃しにくいことにあります。
集中投資のデメリット
デメリットは、値下がりすると丸々資産が減ってしまうこと。(メリットの逆ですね
ただし、これは先ほど申し上げましたが、分散投資にしたからといって必ずしもリスクを減らすことができるという単純な話ではありません。
仮想通貨における集中投資のポイント
仮想通貨における集中投資のポイントは
「どのコインに集中投資するか」という点です。
例えば、2017年にはビットコイン=約15倍、イーサリアム=約90倍、リップル=約300倍値上がりしました。また海外取引所で取り扱っている時価総額の低いコインの中には、1,000倍以上高騰したコインもあります。
仮想通貨は、基本的に全てのコインが同じ方向に価格が動く傾向があります。
よって、もしリスクの幅をコントロールしたいなら、どのコインに投資するかがポイントとなるのです。
そして、どのコインを選ぶかの基準としては、時価総額の大きさを目安にするとよいかと思います。
【参考記事】
>>>「仮想通貨はもう遅い?買い時&狙い目3つのポイント」
ただし、仮想通貨は基本的にハイリスクな投資です。
1日で20%、1週間もあれば半分以下になってしまうこともあります。(もちろん逆に短期間で2倍、3倍も夢じゃありません
そこで、集中投資をしながら少しでもリスクを減らしたい!
という慎重派の方にオススメなのが「ドルコスト平均法」による投資です。
ドルコスト平均法とは、毎月一定額を決まった日に機械的に購入する方法です。
例えば、10万円分のビットコインを買うとします。それを一度に10万円分買うのではなく、毎月25日に1万円ずつ10ヶ月かけて買う方法です。
定期積立にイメージは近いですが、違いもあります。それは買う日にビットコインが値下がりしていれば、より多く買うことができる点。逆に値上がりしていれば少ししか買えませんが、リスクを減らすことができる購入方法です。
ちなみにドルコスト平均法による購入は「Zaif(ザイフ)」という取引所でできます。
詳しくは「「Zaif(ザイフ)」の評判とメリット・デメリット、使い方について」をご覧くださいね。
結論:より確実な仮想通貨の投資法は?
仮想通貨投資における確実な投資法は今のところ
「集中投資」(最大3銘柄程度)の方がより可能性が高いと言えます。
その理由は
- 仮想通貨はビットコインに連動して値動きすることが多いため、分散投資のメリット(リスク低減効果)があまりない
- つまり集中投資でも分散投資でもリスクの違いにあまり差がない
- だから管理がしやすい集中投資がおすすめ
仮想通貨の集中投資におけるポイントは
- どのコインを選ぶか?
- 時価総額の大きさ=値動きの幅の大きさ
- 基本的には時価総額が大きく主要コインと言われるビットコイン、イーサリアム、リップルがおすすめ
- より確実にリスクを減らしたいなら「ドルコスト平均法」で購入すること
という感じです。
「ドルコスト平均法」に最適な取引所については、こちらの「「Zaif(ザイフ)」の評判とメリット・デメリット、使い方について」をご覧ください。
また「仮想通貨の時価総額ランキング」を知りたい方は、こちらの「仮想通貨はもう遅い?買い時&狙い目3つのポイント」をご覧くださいね。
以上、おるかでした!
仮想通貨は基本的にハイリスクだということを忘れないでくださいね。
一か八かで全て仮想通貨につぎ込むことも否定はしませんが、株やFXなど他の投資商品と組み合わせて余剰資金での投資をおすすめします。
【仮想通貨の紹介】
「仮想通貨イーサリアムはどこまで上がるのか?ETHの将来性にかけてガチホし続けた結果・・・」
「仮想通貨ライトコインの将来性と買い方(購入できる取引所の紹介)」
「【2018年】これから儲かる仮想通貨「NEO」の買い方と今後の予想」
「実用性の仮想通貨「APPC(アップコインズ)」の将来性と買い方」
「仮想通貨「QLC(Qlink)」の特徴と買い方、今後の将来性」
「短期で100倍!? 仮想通貨「XP」の買い方と将来性」
おすすめの仮想通貨取引所
仮想通貨を買うことができる取引所はいくつかありますが、ここまでの話をふまえた上でおすすめする仮想通貨取引所をご紹介します。
①Zaif(ザイフ)
金融庁登録済み!定期積立てで確実に資産を増やせる手数料が安い国内取引所。
※Zaif(ザイフ)の特徴、メリット・デメリットについては
「「Zaif(ザイフ)」の評判とメリット・デメリット、使い方について」をご覧くださいね
②bitbank(ビットバンク)
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※bitbank(ビットバンク)の評判、口座開設方法については
「bitbank(ビットバンク)の口コミ|口座開設前に知っておくべきこと」をご覧くださいね
③GMOコイン
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※GMOコインについて詳しく知りたい方は
「GMOコインの特徴と評判、登録方法を徹底解説」をご覧くださいね。
取引所は複数登録しておくのがおすすめです。
いつでも取引できるように口座開設は先に済ませておきましょう。
仮想通貨に慣れている方は海外取引所もおすすめです。
国内取引所では扱っていないアルトコインも充実しています。